スマホ課金依存の調査で「ポケモンGOはテレビの敵」説を実証

2016/08/17 17:00

finallast/thinkstock
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「モンスターストライク」「パズル&ドラゴンズ」など、多くのゲームアプリが乱立するゲーム業界。アプリストアのトップセールスランキングを常に争っているゲームは非常によく作り込まれ中毒性も高い

しかし、それ故にゲームのなかで強くなるための一番の近道「課金」に依存してしまう人も多い。巷では「課金依存症」という言葉も生まれ、問題視する声も増える一方だ。

そこで、しらべぇ編集部では、全国の男女1,344名を対象に調査を実施。「アプリゲームに毎月の課金額がいくら以上だと、その人は課金依存症だと思いますか」と聞いた。


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■20代男性は課金に対して寛容的!?

世間の約半数の人は、毎月1,000円の課金でも依存症だと思うようだ。1年で換算すると12,000円。そうバカにできない金額になるため、多いのも納得だ。

男女年代別で見た場合、もっとも課金に寛容的だったのが20代男性1,000円以上と答えたのは3割と低く3万円以上と答えた人は全体平均より9ポイントも多い

この年代の男性は、お金を自分のために自由に使える年頃。ゲームを楽しむための投資として割り切っているのか寛容である。

課金依存症


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■アプリゲームはテレビの敵なのか!?

7月に『ポケモンGO』が日本でもリリースされたことに対し明石家さんま「『ポケモンGO』をテレビの敵としてみなす」と発言した。

『ポケモンGO』は、従来の家のなかでくつろいで楽しむゲームではなく、主に家の外でするゲーム。つまり、テレビを見ている暇がなくなるので、確かに敵と言える。

テレビを毎日見るかどうかも合わせて調査したところ、毎日見る人の結果は全体平均と差が少ない。しかし、見ない人では少しばらつきがある。とくに課金額3万円以上で見る人の2倍を超える。

毎日見ないということは、ほかに何かしているということ。アプリゲームで遊ぶという行為も含まれるだろう。『ポケモンGO』だけではなく、アプリゲーム自体が「テレビの敵」と言えるだろう。

課金依存症

これから先も、おもしろいアプリゲームにお金を使う人は使い続けるだろう。しかし、楽しんでいるうちはまだ良い。本当に怖いのは、そのサービスが終了してしまうと何の形にもならないところだ。

グッズ集めなどの趣味にお金をかけるのと、訳が違ってくる。お金を使うのなら後腐れのないよう割り切って考えなければならない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・野夢宇 一貴

qzoo-200x94【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo

調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1344名(有効回答数)

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