「浮かれてんじゃねえ！」夏休みの雰囲気に社会人が憤り
世間は夏休みに突入。お盆休みでは学生に加えて社会人も連休に入り、連日朝の通勤電車もガラガラ状態に。行楽地や海外にでかけ、休みを謳歌しているのだろう。
一方で仕事をする人も多く存在している。笑顔にあふれ、この世の春を楽しむ者たちに、ときに文句を言われながら職務をまっとうするのは、わきあがる怒りの感情を抑えきれなくなってしまう。
楽しそうな家族やカップル、学生の集団などを相手にしながら「浮かれてんじゃねえ」と心のなかで叫んでいる人も意外と多いのでは？
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■夏休みの「浮かれた雰囲気」が嫌い？
そこでしらべぇ編集部では全国の男女に「夏休みの浮かれた雰囲気」が嫌いかどうか聞いてみた。
結果、「嫌い」と答えた人は各世代2割程度。圧倒的に夏休みの雰囲気が好きな人が多いようだ。一方でもっとも嫌っているのは30代男性であることも判明。
理由は定かではないが、わがままなバブル世代と自由奔放なゆとり世代に挟まれ、就職氷河期を生きてきた30代だけに、職場でストレスを感じている人が多いのかも。
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■社畜は4割が「嫌い」と回答
「浮かれた雰囲気が嫌い」と答えた人に、自分は社畜であると思うか調査してみると…
やはり4割が「思う」と回答。仕事に忙殺されている人間ほど、夏休みに対して怒りの感情を持っているようだ。
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■連休なく働いている人に聞いてみた
連休もなく働いている人に、夏休みについてどう思うか聞いてみた。
「選んだ職業が悪いといえばそれまでだけど、私はサービス業なので基本的に夏休みはありません。やっぱり羨ましいですよ、友人なんて11連休とかいってFacebookで『いまハワイです』なんて自慢して、腹が立って仕方がない。
世の中には、学生の夏休みや社会人お盆休みに働いている人って結構多いじゃないですか。なのにテレビやメディアは全員が休んでいるように報道する。同調圧力って感じで不愉快です。浮かれているのは自分も休みのときそうかもしれないので仕方ないですが、もうちょっと働いている人に対して配慮してほしいですよね。
日本国民全員が休んだら、休日を楽しむことなんてできないのですから」（30代男性）
「飲食業界に勤めているので、夏休みはかきいれどき。それは仕方ないと割り切っているけど、楽しそうにしている家族連れをみていると、自分の子供にこういう思いをさせてあげられないということに申し訳なさを感じてしまいます。
とれる人間ととれない人間がいるのは、不公平ですよね。法律で夏休みをとらせない会社は罰金とかにしてほしい」（40代男性）
夏休みを楽しんでいる人は、その期間仕事をしている人に感謝すべきかもしれない。
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（取材・文／しらべぇ編集部・佐藤 俊治）
【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年6月24日～2016年6月27日
対象：全国20代～60代の男女1,358名（有効回答数）
