ネット記事は読まずにタイトルで拡散 収入が増えるほど増加
スマホを利用すれば、ネットニュースがどこでも確認ができる。気に入った記事はSNSで拡散をして、他の人の反応を得られるのも便利なところだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代のSNSユーザー男女516名に「ネットの記事をタイトルだけ読み、SNSで拡散したことがある」かの調査を実施。
その結果、記事だけを読んで拡散をした経験のある人は、8.7%と少ないことが判明した。
■男女差の原因はSNSの利用目的の違いか?
男女別では、大きな差が見られる。
女性よりも、男性のほうが圧倒的に多い。これはSNSの使い方が、男女で違いがあるのが原因ではないだろうか。
女性は近況報告や食事の画像など自分のことを発信するのに対し、男性は気になったニュース記事など情報を発信する場合が多い。
「拡散したらおもしろそうだと思ったから」(男性20代)
誰かに興味を持ってもらうためにやっているのは男女ともに同じだが、おもしろいと目をつけるものが違うのが不思議なところである。
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■若い世代はSNSでもスピード感を求める?
また年代別でも、世代間で差が見られる。
20〜30代が1割を超え、他の世代よりも多くなっている。ネットが身近にある若い世代は、気軽にニュースを拡散する。そしてスピード感の大事なのだろうか…
「早く拡散したかったから」(男性20代)
知り合いだけでしかやり取りをしていないSNSアカウントがあるが、これも若い世代に多い。仲間内で最初に記事を取り上げて、注目されるのを狙っているのかもしれない。
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■高収入ほどタイトルを流し読み
さらに、収入別でも見てみよう。
収入が多いほど、タイトルだけ読んで拡散をしているのだ。年代別では若い世代が多いので、これは意外な結果といえる。
社会での立場が上になるほど、多くの情報が必要となる。ネットニュースにも目を通すが、すべてを読む時間はない。タイトルを流し読みして、気になったものを拡散することもあるのだろう。
「中身も想定できるから」(男性60代)
書く側とすればきちんと読んで欲しいのが本音だろうが、情報があふれる現代ではタイトルだけで判断をしてしまう人も多いようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代のSNSユーザー男女516名 (有効回答数)