社畜不可避…仕事を効率化したら仕事がさらに増えた人たち
仕事の効率化について書かれたビジネス本が多数販売されており、手に取ったことのある人も多いだろう。仕事の効率をよくすれば、時間が増える。その結果、仕事がさらに増える悪循環にも?
しらべぇ編集部では、全国20〜60代会社員の男女480名に「仕事を効率よくしても、さらに仕事を増やされるだけだと思う」かの調査を実施。
3割以上もの人は、効率化をしても仕事が増えるだけだと思っていると判明した。
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■30代にして知る現実
年代別でみると、おもしろい傾向がわかる。
20代では3割を切るのに対し、30代になると4割にまで増加しているのだ。
20代では仕事の効率化をして、ステップアップをしようと前向きにとらえている。しかし30代になって、現実に気づく人が増えるよう。
「ルーチンワークに追われて1日が終わるのでどうにかしたいと、効率化に関する本を読み漁りました。それで時間に余裕が生まれたと思ったら、上司が抱えてた雑務まですることに。今はいくら効率化しても、エンドレスだなと思っています」(30代男性)
さらに40代からは減少傾向にあるが、自分のことよりも部下には効率よく仕事をして欲しい気持ちがあると考えられる。
「部下も多くの仕事を抱えて大変だけど、部署内でやることはいっぱい。みんなが効率をよくしてくれれば、楽になるのにと思うことは正直あります。ただ自分も処理しきれていない部分があるので、部下ばかりに求めるのも胸が痛い」(40代男性)
この会社は、みんなが追われているようだ。
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■パソコンが苦手だと仕事が増えない?
パソコンが得意かどうかで、考え方が変わることも判明。
パソコンが苦手な人は、半数もの人が効率化しても仕事が増えるだけだと答えている。
仕事の効率をよくするには、パソコンは欠かせない。パソコンが得意になれば仕事が増えると考えている人もいるのだろうか? 仕事内容によるだろうが、これだとパソコンが得意な人が仕事の負担を抱えているのではないかと心配になる。
ひとりが効率化をしても、解決をする部分はわずか。部署単位や会社単位で、考えなければいけない問題だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代会社員の男女480名 (有効回答数)