専業主婦はもう古い?「時代に合わない」と思う人の傾向とは
「専業主婦」が時代に合わないと思うのは中高年女性と判明にもあるとおり、全体で26.1%の人が「専業主婦という暮らし方は、すでに時代に即してないと思う」と答えている。
とくに中高年の女性での回答率が高くなる傾向があった。
そこでしらべぇ編集部では、なぜ中高年女性がそう考えるのかについて、さらに深く分析してみた。
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■未婚と既婚で大差
子供の数が多いほど「専業主婦は時代に即していない」という回答が高まる。子育ての費用と関係がありそうだが、年収が低いほど「時代に即していない」の回答が増えるわけでもない。
お金の面だけでは説明できないのだ。同じものを男女年代別の既婚未婚で分けて集計したのが次の結果。
男性の20~30代はまだ収入が不十分なことから、既婚者の方が約8ポイントほど「時代に即していない」の回答が高く29.3%。40~60代でもわずかだが既婚者の方が上回っている。
しかし女性の回答結果は男性とまったく逆になった。
未婚者の女性の方が仕事をしている人が多いはずなので、この結果は想定できる。しかし、さらに深くみてみると、40~60代の未婚者には離婚経験者が多いことが判明。
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■経験者の男性「専業主婦は時代にあわない」
そこで離婚の経験の有無で集計したのが次の結果だ。
離婚経験者の方が、男女ともに「専業主婦は時代に即していない」の回答が多い。男性の離婚経験者は、女性に対して警鐘の意味を込めているのだろう。「離婚の後にお金の心配がないように」と。
つまり「専業主婦は時代に即していない」の回答には、「専業主婦は離婚を考えるとリスキー」という意味も込められているのだ。
事実、「結婚を早まった」と後悔している人は、思っていない人を20ポイント以上も上回り、38.7%の人が「専業主婦は時代に即していない」としている。
離婚に限らず、ご主人の病気、突然のリストラ、給与カットなどリスクは他にもある。あなたの収入が充分なのに奥様が仕事熱心な場合は、奥様もいろいろと考えているところがあるのかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)