教師が試験中にAV鑑賞 市教委の「スマホ持ち込み禁止」対応に疑問の声
会見した市教委の高田肥文教育長は「あらゆる機会を通じて、不祥事の根絶にねばり強く取り組んでいきたい」と述べた。
24日、鹿児島市立国分中央高に勤務する50代の男性教諭が教室での試験監督中にスマホでAVを鑑賞しようとし、わいせつな音声を周囲に誤って流したとして、19日付で減給2カ月の懲戒処分になったことが判明した。
試験監督中の大胆な行動と、教育委員会のその後の対応に、注目が集まっている。
■騒動を簡単におさらい
発表によると、男性教諭は2年生の教室で行なわれた期末試験の試験監督中に、スマホに保存していたAVの鑑賞を画策。音量をゼロにし、映像のみで楽しむつもりだったが、誤って卑猥な音声を流してしまったそうだ。教室中に喘ぎ声が広がったのだから、生徒はきっと驚いたに違いない。
そして、男性教諭は慌てて電源を切ろうとしたものの、手が滑ってスマホを床に落下。そのせいで音声を消すのが遅れてしまったそうだ。この事件は生徒のTwitterへの書き込みで露見し、後日、学校側は保護者に謝罪したという。
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■「え、そこなの?」 市教委の対応にも疑問の声
この事件を受けて、市の教育委員会は再発防止策に乗り出した。それは「試験中、教諭のスマホ持ち込みを禁止する」というもの。会見した市教委の高田肥文教育長は「あらゆる機会を通じて、不祥事の根絶にねばり強く取り組んでいきたい」と述べた。
しかし、冷静に考えればわかるが、この事件は該当教諭が試験中にAVを見ようとしたのが良くなかったのであって、スマホにはなんら問題ないはず。もし、大音量で流れたとしても、それがSMAPの『世界に一つだけの花』であれば、笑い話で済んだはずだ。
ネットユーザーも、この対応には疑問を感じている人が少なくない様子だ。
正直、スマホを携帯していないと有事の際にガチで困ることになるのでスマホ持ち込み禁止は、やり過ぎ。
問題はそこじゃなくて、試験中に教室内でAV見てるアホ教諭。— N県のMISO (@MISO_N) 2016年8月25日
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■仕事中にAVをみた経験のある人は少なくない
なお、しらべぇが過去に行なった調査では、「仕事中にエッチな動画をみたことがある」と答えた男性は、全体の2割弱存在することが判明している。
もっとも、この高校教諭のように試験監督中ではなく、職場でひとりのときや、個室トイレにこもって……というパターンがほとんどであると思うが。
この事件に関して、「仕事中にAVを見てよくリフレッシュしている」と語るIT企業勤務のYさん(30代男性・紳士)に話を聞くと……
「この先生が反省すべきポイントはふたつです。ひとつはイヤホンをつけなかったこと。別に耳にはめる必要はないですが、もしもの場合に備えてイヤホンをつけ、大きな音で響かないようにするのは紳士の義務です。
もうひとつは、インタビューやイメージ映像の部分を飛ばして、本編から鑑賞しようとしたこと。紳士たるもの、気持ちを徐々に高めて鑑賞すべきなんです。日頃からそういうところをないがしろにしているから、こういう失敗をおかしてしまうんでしょうね」
勤務中に卑猥な動画を見た経験のない記者にはいまいち理解できないコメントだったが、もし共感できた男性は、Yさんの提案のようにイヤホンを常に携帯することにしよう。いや、その前に見ないで済むのなら見ないのが一番か。
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(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20~60代の男女1350名(有効回答数)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)