月がスマホで撮れる!身近なある物を使うだけでクレーターまで

2016/08/28 20:00

台風やじめっとした天気が続く中、晴れている日に雲間から見える月には癒されるものだ。

そんなときに、いつも持ち歩いているスマートフォンで写真を撮ろうとすると、ただの白く明るい光だけが写り、がっかりした経験はないだろうか。

もちろん、それ相応の機材を使えばきれいな写真を撮ることができるが、誰にでも身近な「ある物」を使うことで、月のクレーターまでくっきりと見えるような写真を撮ることができる

しらべぇ編集部が、その方法を紹介しよう。


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■こんなに鮮明に月の写真が!

まずは、身近な「ある物」を使って撮った写真がこれだ。

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でこぼことした月のクレーターや、ちょっとした色の違いまで確認することができる。じつはこの写真、スマホで撮影したもの。では、どうやったらこんなにはっきり撮ることができるのか?


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■スマホできれいに月の写真を撮る方法

【撮影に必要なもの】

①スマホ

②双眼鏡

③三脚


スマホで月の写真を撮るのに必要なのは、最低でもこの3つだけだ。

双眼鏡は、スポーツやライブ観戦、レジャーなどのために持っている人は多いだろう。三脚も、子供の運動会で撮影するためにと購入した人もいるのではないか。

それでは、その撮影手順を見ていこう。


【撮影するときの手順】

①三脚に双眼鏡を装着する。


月


②双眼鏡の片方の接眼部分に、スマホのカメラレンズを合わせて撮る。

月


以上になる。


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■月をきれいに撮るために知っておきたいこと

ただ少し注意点があり、それを守れば驚くほどきれいな月の写真を撮ることができるのだ。


【撮影の注意点】

・双眼鏡のピントを合わせる:三脚の高さや月が見える位置を目で覗きながら確認して、ピント調整レンズで一番はっきり見える位置に調整する。


・ピント調整はスマホで撮る側を合わせる:人間の目に合わせて、双眼鏡もふたつの目で見るように設計されている。そのため、右目側のレンズを通して撮影する場合は、右目側のピントを調整する。


・スマホのカメラ設定:デフォルトの設定のままだと、月が真っ白く写ってしまうことも考えられる。そこで、設定ができる場合はマニュアル設定にし、ISO感度(光を感じる感度)を100などなるべく小さい数字にしたり、シーンの設定や明るさの調整ができれば暗くしたりして調整する必要がある。


・双眼鏡にスマホを固定:短時間で何枚も撮りたいという人は、スマホを双眼鏡に固定して撮るとよい。

撮影しているとわかることだが、月がどんどん移動していることを実感することができる。

以上のように少しばかりのコツは必要だが、双眼鏡は安いものでも問題なく、三脚自体も手頃な値段で手に入れることができ、身近な物を使えば十分に楽しむことができるだろう。

2016年9月15日には「中秋の名月」、いわゆる「十五夜」も迫ってきており、今のうちから練習しておけば、今年の十五夜は例年以上に月の偉大さを実感できるかも。

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(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野

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