部下の体調不良を仮病と断定?疑いの目で見るのは意外にも…
社会人にもなると、体調が悪いからといってそう簡単には会社を休めないという人も多いはず。
だが、どうしても出社できない状態で上司に休みを申請したときに、嫌な顔をされた経験はないだろうか? どうやら、それを「仮病」だと疑ってしまう上司もいるらしい。
■部下の体調不良を仮病と疑う 女性上司に多い傾向
しらべぇ編集部では、部下のいる男女241名を対象に「部下が体調不良で会社を休みたいと言っても、仮病だと思う?」と尋ねてみた。
すると、多くの人は部下の体調を気遣って休んでほしいと思ってくれるようだが、男女で差が見られたのである。
ご覧のように、女性のほうが部下に疑いの目を向けているのだ。一方で、男性は部下の体調不良をそのまま受け取る人が8割にもなる。
部下を持つ男性社員(40代)は、次のように語る。
「本人が体調不良だと言っているのだから、そこはもう『わかった、今日は休んでくれ』としか言えないでしょう。疑っても仕方ないというか、キリがないので。他にも考えなければいけないことがあるので時間の無駄ですよね」
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■生理を理解しているはずも…女は女に厳しい!
一方で、病気を仮病だと疑ってしまうことがある女性に話を聞いてみた。
「後輩が『生理痛が痛くて会社を休みたい』と言ってきたことがあるんですが、正直ありえないと思いました。私も女性なので毎月経験していますが、いくらつらくても休んだことなどありません。
なので、休みたいという部下がいると許せない気持ちがどうしても出てきてしまいます。もちろん、無理やり来いなどは言いませんが…つい『仮病では?』と思ってしまいますね」(30代女性)
「自分も若いころ、よく虚弱体質であることを理由に会社を休むことがありました。そうすると、休み癖がついてしまうんですよね。
自分もそうだったので言えませんが、『この子、仮病かもなー』というのは察知できますよ」(40代女性)
理解のある上司も多い中、体調が優れなくても無理に会社に出てくるタイプの上司であるほど、他人を疑ってしまうこともあるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・chan-rie)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の部下がいる男女241名(有効回答数)