差し入れにイケメン社員鑑賞…つらい残業の小さな楽しみ3選
ブラック企業と認定される条件のひとつに、「残業が多い」ことが挙げられる。ただ残業がまったくない会社のほうが少なく、多かれ少なかれ残業をしている会社員は多いだろう。
つらいイメージが強い残業だが、そんな中にも楽しさを見出している人もいるのだ。
■上司からの差し入れ
20代男性は、残業時に部長がさまざまな差し入れをしてくれるのがうれしいという。
「うちの部長は、残業のときにいろんな気遣いをしてくれます。たとえば席に座って集中していると、うしろからさり気なく缶コーヒーを置いてくれて。しかも、いつも飲んでいるのを覚えていてくれているんです。
さらに追い込みのときには、スイーツを買ってきて『みんなで乗り切ろう』って。もので釣られてると思われるかもしれませんが、前の会社ではこんなこと一切なかったし。部長の差し入れがあるから、なんとかやっていけます」
差し入れをくれるうれしさもあるが、気にかけてくれるところがなによりのごほうびだろう。
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■イケメンと一緒の残業に喜ぶ既婚女性
30代女性は既婚者。会社にいるイケメンは、あくまでも鑑賞目的だ。
「社内でもファンが多い年下のイケメン社員がいるのですが、たまに残業をしているのが私と彼のふたりだけになるときがあるんです。ここでドラマなら恋に発展するとかあるんでしょうけど、現実はふたりとも黙々と仕事に打ち込むだけ。
でも息抜きに少し話したり、整った顔を見て癒されたりするだけでも、『残業してよかった』って思えてきます」
夫がこれを知ったら、ショッだろう。
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■家は妻が怖いので残業のほうが落ち着く
家よりも会社のほうが落ち着く人がいる。30代男性は、妻に頭が上がらない。
「うちの家内は、口を開くと愚痴ばかり。私のことはもちろんですが、あらゆる人の悪口ばかり言って聞くのも疲れてしまいます。食事の時間が一番愚痴を聞かされるので、家に帰って夕飯を食べるのが嫌なんです。
家でゆっくりとはできない状況なので、残業をしているほうが落ち着きます。残業ばかりしているとまた妻から愚痴を言われるのですが、とにかく逃げることでしか安らぎは得られないので」
決して会社が好きなわけではないが、家よりは天国だそう。
なにか楽しさを見つければ、少しは残業もいいものだと思えるようになるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)