牛にはうるさい記者も驚愕!『お肉屋けいすけ三男坊』の厚切り焼肉が激ウマ
「松阪牛で有名な三重県出身だから、牛肉にはちょっとうるさいんですよ」
とドヤ顔で語るのは、近ごろ『ラーメン二郎』の記事ばかり書いている、しらべぇ編集部のふふふふ記者。
松阪牛は、たしかにうまい。しかし、全国には「幻の名牛」とも呼ばれる隠れたブランド牛がある。
山口県の希少名牛「高森和牛」もそのひとつ。山口県出身でリオ五輪の柔道金メダリスト、大野将平選手も先日、日本テレビ系情報番組『スッキリ!』で絶賛していた。
そんな貴重な牛肉を東京でも食べられる焼肉店が、広尾にある『お肉屋けいすけ三男坊』だ。幻の牛は、どれだけうまいのか。
牛肉好きぶりが格好にもにじみ出たふふふふ記者と、取材に訪れた。
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■牛タンがユッケに
1人前7,500円のコースを頼んで、まず前菜として出てきたのが、「牛タンのユッケ」。これはちょっと珍しい。
「あ、これはちょっとヤバいですね。食べたことないです」
地元、松阪牛に絶大の自信を持っていた、ふふふふ記者の顔が変わる。
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■ステーキのような厚みの牛タンを焼く
「厚切り牛タン」は、舌の根本のやわらかい部分を1センチほどの厚みに切って提供される。タンに限らず、分厚い「塊肉」こそがこの店の売りだ。
店員さんが絶妙な火加減で焼き、余熱で肉汁を閉じ込めた後に食べやすく切ってくれるが、中は美しいピンク色。ミディアムレアだ。
ラーメン二郎だけでなく肉にもうるさいはずの記者だが、徐々に口数が少なくなってきた。
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■ランプ肉もこの霜降り
店長の伊藤さんに聞いたところ、高森和牛のすごさは「うま味たっぷりの赤身にも、適度にサシが入るところ」だという。
このロースのような霜降り肉は、ときに硬いこともあるために焼肉ではあまり見られないランプ(お尻)の部分だ。
水を使った特殊なロースターで、厚切り肉にもじっくり遠赤外線の火が通る。煙もまったく出ないため、服や髪に匂いもつかないのが嬉しい。
そして、ピンクのグラデーションに染まった希少な牛肉を口にした、ふふふふ記者は…
恍惚の表情を浮かべて、我を忘れている。
■シメは牛骨ラーメン
メニューの中でも「仕込みにもっとも時間がかかる」という牛骨スープのラーメンは、濃厚なうまさ。
ひたすら麺をすする記者を撮ろうとしたカメラを、牛キャップのつぶらな瞳がじっと見つめていた。
【お肉屋けいすけ三男坊】
住所:渋谷区広尾5-2-25-B1F
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