原因は大学のテスト勉強か 20歳の女子大生に悲劇が…
男性で悩んでいる人も多い薄毛。過去にしらべぇが男性のコンプレックスについて調査したところ、11.3%の人が「髪」と回答している。
頭髪は外見の印象を大きく左右するため、多くの人はフサフサの黒髪をキープしたいと望むだろうが、薄毛の兆候は突然やってくる。
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■ある日突然20歳の女子大生が無残な頭に…
20歳のケイティ・アンナ・ムーアさんは、イングランド南部のボーンマス大学に通う女子大生。考古学や人類学を専攻し、勉強に勤しむ普通の学生だ。
ところが今年の3月、彼女の身に異変が起きた。いつものようにシャワーを浴びながら洗髪しようとしたところ、髪の毛が一握り抜け落ちたのだ。
彼女は強い薬物を摂取しているわけでも、病気を患っている自覚もないので、心当たりが見つからない。
しかし、それが悪夢の始まりだった。シャワーを浴びるたびに、彼女が自慢にしていたブロンドヘアーはみるみる抜けていったのだ。
恥ずかしくて家族や友達に相談できないまま2週間が過ぎたころ、周囲が異変に気づき始めた。彼女の着ていた服に大量の抜け毛が付着していたからだ。
そして8週間が過ぎたころには、すでに彼女の髪の毛は全体の70%が抜け落ちてしまい、頭皮が露出してしまうほどだった。
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■原因はテスト勉強のストレス!?
「私は何か重い病気を患っているのでは?」
抜け毛のショックで毎日のように泣いていたケイティさんは、意を決して病院で診察を受けることに。
彼女の予想に反し、血液検査などの結果から医師が下した診断は「円形脱毛症」だった。検査では彼女が貧血気味という以外に問題は見当たらず、原因として考えられるのは「過度なストレス」。
ケイティさんは、ひとつだけ思い当たる節があった。試験勉強のストレスだ。
ちょうど髪の毛が抜け始めたころは、大学の試験に向けて勉強漬けの毎日。それが過大なストレスとなり、円形脱毛症の引き金となったのだった。
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■突然の脱毛症で心を病んでしまうことも
「みるみる髪が抜けていったので、自分でも何が起きているのか理解できず、誰にも相談できなくて、ずっと泣きながら勉強していました。今思えば、抜け毛の悩みがさらに大きなストレスになっていたのね」
脱毛症は、誰にでも起こりうる可能性を持っている。健康を直接害するわけではないが、脱毛症によって自尊心が傷つき、心を病んでしまうケースも多いそうだ。
一時は髪の毛の抜け落ちた頭を見られるのが怖くて不登校になってしまったケイティさんだが、思い切って頭を丸めたことで、再び人前に出るようになったという。
友達のサポートもあって精神的には立ち直ったが、それでもすれ違う人たちの視線が気になるため、現在はネット上でウィッグを買うための寄付を募っている。
ストレスの多い生活を送っている人は、くれぐれもご注意を。
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(文/しらべぇ編集部・狐月ロボ)