自分にとって有益かどうかで人を選ぶ?若い人ほど顕著に
仕事の相手でも友達でも、自分にとって有益であれば、それに越したことはない。しかし、それを人付き合いの上での基準としてしまうのは、寂しい気がしないだろうか。
とはいえ、時間は限られているから、自分にとって利益のない人とは極力関わりたくない、と考える人も中にはいるはず。
そこでしらべぇ編集部は、全国の20代〜60代の男女1,376名を対象に、このテーマに関して調査してみることに。
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■5人に1人の現代病?
「自分に利益のない人とは関わりたくないかどうか」を尋ねてみたところ、男女別での結果は次のようになった。
男女ともに約2割が、人付き合いの基準に「自分にとって有益か否か」の物差しを使用していることが判明。
物や活動に対して行うのとは違う。見返りがあるかないかの判断を、人にまで適用してしまうとは。しかし、これも現実なのである。
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■若い人ほど合理主義の傾向に
次に、年代別に結果を見返してみる。すると、注目に値する傾向が。
若ければ若いほど、自分にとって利益のない人とは関わりたくない、と考えるようだ。20代においては、3割弱の人に当てはまっている。
若気の至りか。もしくは、若いうちに結果を出したいというピュアな野望が、この類の合理的な価値基準を生むのかもしれない。
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■トガりまくりの自由業
職業別に見れば、どんなタイプの仕事をしている人が、この「有益/無益」の基準で人を選ぶのかがわかる。
専業主婦(夫)とパート・アルバイトの人は、平均か、それ以下という結果。しかし、注目していただきたいのは自由業。実に4割弱が、人を有益か無益かで選ぶのだ。
とはいえ、フリーランスは一匹狼であり、自由に人を選ぶことのできる職業。その利を活かすのは、当を得ているはずだ。
自分にとって利益かどうか。こうした基準で、仕事相手や友人などを選ぶのは人の自由だ。だが、たまには、そんな物差しを捨てて、肩の力の抜くことも必要なのではないだろうか。
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名(有効回答数)