【弁護士に聞いた】坂口杏里AVに「小峠に似た男優」出演の噂 名誉毀損になる?

オトナ

2016/09/07 17:00

FogStock/Vico Images/Alin Dragulin/iStock/Thinkstock
FogStock/Vico Images/Alin Dragulin/iStock/Thinkstock

5日にAV転身が報じられた坂口杏里(25)。女優・坂口良子(享年57歳)の娘として知られ、バラエティ番組などにも出演する人気タレントだっただけに、世間を騒がせている。

その一方で、元カレとして知られるお笑いコンビ・バイきんぐ小峠英二(40)に関して、意外なところで注目する人が現れた。

それは、「小峠似のスキンヘッド男優が坂口のデビュー作品に出演するのではないか?」というものだ。

上記の声の多くはネットユーザーが冗談半分でツイートしているものだったが、芸能人の中にも出現。

伊集院光は5日深夜に放送されたラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、「俺の勘ではさ、スキンヘッドの細身の男優さんがさ…」と予想。

さらに、小峠の持ちネタ「なんて日だ!」にひっかけて、「タイトルは『なんてヒダ』」とも。


 

■名誉毀損にはならないのか? 弁護士に聞いた

AVではしばしば既存の人物や作品のパロディが行なわれるが、もし本当に小峠に似たスキンヘッドの男優が出演した場合、名誉毀損にはならないのだろうか?

しらべぇコラムニストで、レイ法律事務所・代表弁護士の佐藤大和先生に話を聞いた。

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Q.スキンヘッドの男優が出演したら名誉毀損になる?

佐藤弁護士:名誉毀損が成立するためには、AV作品の中で小峠さんの名前を出したりなど、彼に関する事実を出して「社会的な評価を低下」させることが必要です。


基本的には、男優さんが「なんて日だ!」と言いながら恋人チックなプレイを行なったとしても、小峠さんがそのようなプレイをしているという事実が示されているかはかなり微妙なところです。


どういった内容になるかはわかりませんが、あくまで小峠さんっぽい男性がプレイしているだけですので、厳密には名誉毀損にまではならない可能性はありますね。


もっとも、明らかに小峠さんを連想させる人物が、元カノである坂口さんと性行為をしている描写というのは、内容によっては小峠さんの外観や人物像を侮辱するものになりかねません。


この場合、小峠さんの「名誉感情」を侵害する描写であるといえる可能性があり、仮に小峠さんが訴えれば、損害賠償が認められる可能性もあるでしょう。


過去の裁判例では、実際の人物をパロディにした漫画が「名誉感情」を侵害するなどとして違法になったこともあります。


Q.AVでは実際の人物・事件などをパロった作品も見られるが、どの範囲までならセーフ?

佐藤弁護士:「この範囲までならOK!」と明確にいうことはできませんが、一般的にはより特定性がないほうが法律違反にならない可能性が高くなりますね。


逆に、実際の人物に出演者が酷似していて、撮影内容としても、たとえばフェチ系など名誉感情を害する程度が高いものであれば、より違法である可能性が高まるでしょう。


Q.AVのパロディを訴えた人や判例はあるのか?

佐藤弁護士:過去にAVのパロディを訴えた人は、私の調べた限りでは見つかりませんでした。ある程度のパロディは表現として認められている部分もありますので、すべてを取り締まるのは極めて厳しいのが現実です。


小峠さんは芸人さんなので、ネタとして「おいしい」作品であればいいのですが…(苦笑)。


結果、内容次第ではあるが、よほど酷い内容でない限り名誉毀損にはあたらないようだ。

なんだかピエール剣氏の出演確率が高まってしまった感もあるが、パロディやオマージュには本人および関係者へのリスペクトや愛が必須。

それらを示した上で、誰も傷つかない形で行なわれることを期待したい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤 取材協力/レイ法律事務所・佐藤大和弁護士