しらべぇ

示談成立の高畑裕太 今後について弁護士とTV・CM業界関係者に聞いた

社会

高畑裕太

強姦致傷の容疑で逮捕されていた俳優の高畑裕太(25)が、9日午後、示談が成立したことを受けて不起訴処分となり、拘留中だった前橋警察署から釈放された。

撮影済みだったテレビドラマが再撮影や編集でカットされ、母で女優の高畑淳子(61)が出演中のテレビCMもオンエア中止になるなど、大きな影響を与えた今回の事件。

しらべぇ取材班は、その今後について、しらべぇコラムニストでレイ法律事務所に所属する河西邦剛弁護士、TVプロデューサー、CM制作会社プロデューサーに話を聞いた。

 

■不起訴の場合は「前科」はつかない

河西邦剛弁護士

 

河西弁護士:示談書には、被害者に対する示談金の支払義務、被害者が容疑者を許し刑事上の処罰を求めないという宥恕(ゆうじょ)文言、被害届や告訴状を取り下げるという文言、本件については解決済で今後は損害賠償請求しないという清算条項を記載することが通常です。

 

高畑氏は勾留されていたので、高畑氏の弁護人が被害者の方と示談に向けた話し合いを重ね、示談金の額等を含めた示談の条件について合意ができたため示談が成立したと考えられます。

 

示談金の額が公開されることはありませんが、高畑氏の家族が負担した可能性もあります。

 

強姦行為は被害者の方に著しい心の傷、身体の傷を負わせる犯罪類型である以上、検察官も被害者の意思を重視して、起訴するか不起訴にするかを決めていきます。

 

示談が成立し不起訴処分になったという報道から推察するに、今回の示談書の中には被害者が高畑氏に対して刑事上の処罰を望まないという文言が入っている可能性があります。

 

不起訴処分がなされると、本件について公判が行われることはなく、高畑氏に前科がつくこともありません。

 

また、高畑氏に不起訴処分がなされた以上、警察や検察が本件についてこれ以上捜査することは原則ありません。

 

■テレビ的には「母・敦子の出演」にも影響?

バラエティ番組を制作するTVプロデューサーは、次のように語る。

TVプロデューサー:示談で不起訴とはいえ、性犯罪が報じられた以上、コンプライアンス的に今後のテレビ出演はありえないでしょう。

 

麻薬で逮捕されてテレビ復帰した芸能人はいますが、それでも「芸能界は甘い」と責められる。性犯罪の場合、被害者がいますから今後の険しさはその比ではないと思います。

 

母・高畑淳子さんも、バラエティやトーク番組への出演は、しばらくの間かなり厳しいと思います。ドラマはまだ可能性がありますが、新規のオファーは控えるのでは。

 

 

■CM業界的にも厳しい

CM制作会社に勤めるプロデューサーにも話を聞いたところ…

CMプロデューサー:裕太はもともと、ピンでキャスティング候補に名前が上がることはほぼありませんでしたが、事件を起こさなければ今後お母さんとの共演などはあったかもしれません。

 

でも、示談・不起訴とはいえ今回の事件と報道で、裕太本人がテレビCMに出演する可能性はゼロに近いと思います。

 

残念ながら、敦子さんを広告主に提案するのも難しいですし、よほど「お母さんのことは応援しよう」という企業でなければ、採用もされづらいでしょう。

 

前科がつかなかったとはいえ、芸能界復帰の道のりはかなり厳しいようだ。まずは地に足を着けて、新しい歩みを模索してほしい。

・合わせて読みたい→高畑裕太が示談成立で釈放 ネットでは「高畑淳子いくら払った」の声

(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト 取材協力/レイ法律事務所・河西邦剛弁護士)

関連記事

人気記事ランキング

アルバイト募集中 WEBエンジニア募集