飲食店予算を調査!ビール価格が支払額に大きく影響する料理は?

2016/09/11 06:30

kazoka30/thinkstock
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東京都内で、ちょっとだれかにご馳走したいとき、食べたいもののジャンルから、ざっくり予算の相場がわからないだろうか?

今回は、エンゲル係数が気になる東京在住者や、シルバーウイーク目前の旅行者にうれしい、東京都内の飲食店ジャンルごと平均予算の目安について統計をとってみた。


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■居酒屋よりはるかに安いのは「アジア・エスニック料理」

東京都内9,711店舗の飲食店を11ジャンルに分けて平均予算を算出した結果、もっとも高いのは「日本料理・郷土料理」の5,587円。

次いで、平均予算が高くなったのは「焼き肉・ホルモン・鉄板焼き」の4,180円。平均予算が4,000円を超えてくる2ジャンルは別格の存在だ。

一方、平均予算が安いジャンル1位は「アジア・エスニック料理 」の2,781円、2位は「中華」の2,873円だった。

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「居酒屋」の平均予算が3,115円であることを考えると、居酒屋よりはるかに「アジア・エスニック料理 」が安く済むとわかる。

ただし、生ビールの平均価格を重ねて見ると「居酒屋」は 514円で1杯飲めるのに対し「中華」は517円「アジア・エスニック」だと560円と、平均予算が安くても生ビールが安く飲めるわけではないところに注意が必要だ。

酒飲みと店を選ぶか、そうでないかで、外食のコストパフォーマンスが大きく変わるひとつの要因は、こんなところにあるのかもしれない。


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■生ビールが100円高くなっただけで平均予算が909円も値上がりする驚愕の高級ジャンルとは?

酒飲みは、経験上、生ビール1杯の値段で平均予算をイメージできるそうだ。その経験と勘を統計的に「しらべぇ」の読者みんなが使えるものにできないだろうか。

11ジャンルの飲食店それぞれで、生ビールの価格が100円上がったとき、平均予算の上昇に何円分のインパクトが生じるのか計算してみた。

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もっとも価格の影響を受けなかったのが「バー・バル・ダイニングバー」。まさにお酒そのものを売り物にしている飲食店。ビール価格が100円上がったところで平均予算はわずか123円しか上昇しない。

これに対して、ビールの価格が100円上がっただけで909円も平均予算が上昇してしまうジャンルがある。都内でも別格に平均予算が高いジャンルの「日本料理・郷土料理」だ。

ちなみに「日本料理・郷土料理」の生ビール平均価格は653円。この値段よりどれだけ高い店に入ろうとしているかで、求められる覚悟が飛躍的に大きくなることを肝に銘じておく必要がありそうだ。


今回の調査の詳細なデータについては、かっこの調査サイトにまとめてあるので、お出かけ前にぜひ、チェックしてみていただきたい。

・合わせて読みたい→【ビッグデータ】山手線全駅の生ビール平均価格を調べてみた 最大価格差は131円

(取材・文/かっこ株式会社・成田武雄

【調査概要】

2016年8月にインターネットに掲載されていた東京都内の飲食店のうち、特に多くの店舗数が存在した11ジャンル全9,711件のデータを用いて、ジャンルごとの生ビール1杯の平均価格と平均予算額を算出、可視化。

また、生ビールの価格が100円上がったときに平均予算額がいくら上がるかについて推定し、可視化。

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生ビール飲食店調査平均相場
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