工藤静香はオノ・ヨーコじゃない?ビートルズとSMAP解散の共通点とは
ジャニヲタ歴30年のライター、ナンシー関ヶ原です。
ジョン・レノンの妻だったオノヨーコがビートルズ解散の原因だといわれたように、「工藤静香がSMAPを解散に追い込んだ」というようなツイートがたくさん出回りました。
本当にそうなのでしょうか?
■ポール・マッカートニー「ビートルズ解散の原因はヨーコじゃない」
1966年、オノ・ヨーコの個展にジョン・レノンが訪れ、ジョンとヨーコの交際が始まったと言われています。
その後、ジョン・レノンがビートルズのバンドセッション現場にヨーコを連れてきて、メンバーがうんざりしたというエピソードはファンの間では有名。
ビートルズの話し合いにヨーコが口を出すこともあったとか。
しかし2013年のインタビューで、ポール・マッカートニーが「ビートルズの解散にオノ・ヨーコは関係ない」と発言しました。
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■ビートルズにも、育ての親となるマネージャーがいた
SMAPを育てたマネージャーがいたように、ビートルズにも敏腕マネージャーがついていました。ブライアン・エプスタインという人です。
ビートルズの地元でレコード屋をやっていた彼は、当時無名だったビートルズの髪型やファッションにもいろいろな提案をし、大手レコード会社に売り込んだ立役者。
その後、ビートルズは大ヒットをとばし、世界中で行われたコンサートツアーに彼もついて回りました。
しかし、当時のコンサート会場は音響も悪く、女の子の黄色い声で演奏がかき消されることもあったそうです。
そのようなことが重なり、メンバーから「コンサートはもうやりたくない」と言われ、メンバーと彼は徐々に関係が悪くなったとか。
そしてブライアンは薬に手を出し、30代の若さで亡くなりました。
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■ビートルズの解散も、長年連れ添ったマネージャーが原因?
ポールによれば、ブライアンが亡くなった後にマネージャーになった実業家アラン・クレインに解散の原因があったそうです。
「一生の魂の友だと思っていた他の3人と争いになった」
とポールは語りました。ビートルズもSMAP同様に、マネージャーをめぐりグループが分裂して解散に追い込まれたようです。
言い方を変えれば、人気グループの存続には彼女でも奥さんでもなく、マネージャーの力がいちばん影響する、ということでしょうか。
SMAPを長く応援するジャニヲタ(30代・会社員)に聞くと
「わたしは工藤静香についてなんとも思ってません。木村くんは今でも静香デザインの指輪してたりするし、意外といい嫁・ママなんじゃないでしょうか」
ジャニヲタにとって、SMAPが解散するのは本当に寂しい…だからこそ、誰かを標的にしたい気持ちも生まれてしまいます。
しかし、むやみに工藤静香をバッシングするのはナンセンスかもしれません。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ナンシー関ヶ原)