趣味に毎月1万円使う?都市ごとにハッキリと傾向が分かれる
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋と、秋の楽しみは人それぞれ。お金のかかる趣味、かからない趣味と、趣味のタイプも人それぞれ。
読書が趣味でも本をすべて図書館で借りていれば支出は0。しかし芸術鑑賞や食事が趣味なら出費がかさむだろう。
実際に趣味への出費はどのくらいか。しらべぇ編集部は全国20~60代の男女1368人を対象に、月に1万円以上出費する趣味があるかどうかを調査した。
■全体的には5人にひとり、しかし男女別では……
全体の数字を見ると、月に1万円以上使う趣味を持つ人は20%。5人にひとりと考えると多いという印象も受ける。
少なくとも「好きなものでも1万円出しているのは異常ではないか?」と心配になる必要はなさそうだ。ところが男女別だと結果は大きく異なっていた。
男性の26%台に対し女性は13%台と、倍近い差が生じていた。
1万円以上の支出をしているのが男性は4人にひとり、女性は7人にひとりだと考えると、「全体で5人にひとり」とひとくくりにはできないような気も。
女性は化粧品をはじめ、消耗品への支出が男性以上にかかるだろうから、あまり趣味に出費の割合を避けないという側面もある。
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■都市ごとに傾向がハッキリ?
続いて地域別の割合に目を移す。南関東の1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)ではそれぞれ「あてはまる」が20%以上。趣味への出費に積極的な地域である。
反対に、少なさが目立ったのが愛知県と福岡県で、それぞれ12~13%台に留まった。南関東と比べて倍近い差が生じている。
愛知県や福岡県に遊び場が少ないわけではもちろんないので、県民性の違いだろうか。逆にいえばこの2県で栄えている娯楽は本物といえるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・田村R)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1368名(有効回答数)