うどん県副知事・要潤「すすり音で乳児泣きやむ」と自らアピール

https://youtu.be/AJ-2uqQ2YqQ
香川県がこのほど、赤ん坊10人のうち9人が「うどんをすする音を聞くと泣きやむ」という実証実験の結果を発表した。「うどんをすする音と妊婦の胎内音が似ているからではないか」とする。


 

■うどんに「子育て」絡ませアピール

©写真AC
©写真AC

面積ベースで日本最小の県として知られる香川県。箱庭のような地形にコンパクトな町が点在し、気候が温暖で平地も多い。暮らしやすい条件が整っているといえよう。

そこで同県では、「日本一小さい県は、日本一子どもに目が届く県」として「イクケン香川」をスローガンに掲げ、「日本一子どもを育てやすい県」「結婚から妊娠・出産、育児まで、切れ目のない支援の在り方」をアピール。「うどん県」副知事・要潤を起用してキャンペーンを開始している。

画像はYouTubeのスクリーンショット
画像はYouTubeのスクリーンショット

実証実験はその一環ともいえ、要は「シャレ」だが、シンプルな材料でできている上に調理もしやすいうどんは、離乳食や幼児食としても手軽な一品。食卓に上らせるのが容易なら、恐るべきうどん店の多さから外食もまた容易で、うどんの存在も「子育てのしやすさ」に一役買っているところがあるかもしれない。


 

■「水がめ」への影響は?

「(赤ん坊が)泣きやむ上に手軽なら」と、香川のみならず赤ん坊を持つ母親らが「うどん生活」に身を投じる覚悟を決める姿が目に浮かぶようだが、香川でうどんの消費がこれ以上活発になると、気になるのが四国の水がめ・早明浦ダムの貯水率だ。

早明浦ダムは、国内有数の大河・吉野川の上流にある大規模な貯水池。めぼしい川に恵まれない四国の上水道は同ダムの水に支えられているといってよい。地方紙には毎日、ダムの貯水率を速報する欄があるし、テレビのニュースでもたびたび話題になる。Twitterには、1時間おきに貯水率を速報するアカウントまである。

©写真AC
©写真AC

うどんは、ゆでる・さらす・締めるといった工程で大量の水を使うだけに、香川でうどんの消費が活発になると、ダムの貯水率に影響するという指摘も。とりわけ香川を除く徳島・愛媛・高知の3県が気にするところではないだろうか。

9月20日7時現在の貯水率は57%余り。台風の接近による雨続きで率の改善が見られるが、降れば降ったで水害も心配せねばならず、警戒が必要だ。

・あわせて読みたい→うどんよりそば派を調査 関東はそば派が41.5%に対して四国はたったの18.4%!

(文/しらべぇ編集部・上泉純)

あなたにオススメ