都内立ち喰い蕎麦チェーン店「天かめ」のレベルが高い
立ち喰い蕎麦大好き芸人三拍子・高倉です。
「富士そば」「ゆで太郎」「小諸そば」「箱根そば」等、東京に住んでいればよく耳にする立ち蕎麦チェーン店がいくつかある。
今回は知名度はまだまだだが今後勢力を広げ必ず耳にするであろう立ち蕎麦チェーン店を紹介しよう。
その名は「天かめ」。どのくらいあるか調べたところ飯田橋店、本郷三丁目店、江戸川橋店、門前仲町店、春日店、平河町店と6店舗。失礼を承知で言うならば少し地味な場所に多い。
あまり遊びに行くようなところでもないのでそこを職場にする人以外は目にはしないので知名度が低いと思った。今回は東京メトロ半蔵門線半蔵門駅にある平河町店に仕事の合間に訪れた。
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■本当に安くて本当にうまい
店頭の看板を見て分かるように「もり・かけ」が240円セットでも500円以下とかなり安い。そして気になる「基本は安くてうまい」の文字。
「色々トッピングすると高くなるし旨いかどうかは人それぞれ好みもあると思うけど基本は安くてうまいですよ」と正直さと控えめさが伺えて好感が持てる。
きんぴら天そば350円と牛肉コロッケ100円のチケットを購入して待つこと約1分。
到着。透き通るつゆから見えるしなやかな麺。どっしりと存在感のあるトッピング。期待大。
厨房を覗くと生麺だが昼時だったので常に茹でている。そのおかげで待ち時間なく茹で立ての美味しい麺が食べられた。コシがありツルッツル。
カツオ出汁がしっかりきいているが無添加でスッキリとした味わいのつゆにこの麺がよく合う。
つゆに浸ったコロッケをパシュ。染みたつゆと一緒に牛肉の旨味が口の中で広がる。この普通に食べても美味しいであろうコロッケを蕎麦に浸して溶かして食べるのが堪らない。
他の店ではあまり見かけないきんぴら天は人参とゴボウのジャクジャク食感がとても良い。つゆが染みたトッピングも旨いしトッピングのエキスが溶けたつゆも旨い。
お互いにとってウィンウィンの関係性。
ということで完食完飲。無添加なので完飲後の罪悪感がない。
体、時間、財布にやさしい、店の想いの詰まった「天かめの一杯」、最高にそばらしかった(素晴らしかった)。チェーン店でこのこだわりとクオリティを出せるって凄い。
その企業努力で今後都内各所に店舗拡大していくであろうこの「天かめ」、皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか?
啜るか啜らないかはあなた次第です。
【住所】
東京都千代田区平河町1-1-9
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(取材・文/三拍子・高倉)