若者のチャンバラ離れに一矢報いる?「ゆるチャンバラ」の世界
男性なら一度はやったことがありそうな遊びのひとつ「チャンバラ」。しかし、近頃は経験のない人間が増えつつある。
時代劇のドラマをTVであまり見なくなって久しい今の日本人にとって、チャンバラは身近なものではなくなってしまったのか。
しらべぇ編集部では、20代から60代の男女1,368名に「チャンバラごっこをしたことがあるか?」という調査を実施した。
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■男子のチャンバラ経験者は57%
男性の経験者は6割弱で、女性とは大きな差が開いた。男性を年代別に集計すると、20代と60代で大きな差がある。
時代劇の放送がなくなり、最近では『るろうに剣心』が流行していたくらいだろうか。20代30代は4割以下である。60代は8割以上が経験者だった。
30代の少年時代といえばファミコンやスーパーファミコンが誕生した年代だ。遊びは外から内へと変化していった年代だったことも大きく影響していそうだ。
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■大人たちのチャンバラ「ゆるチャンバラ」
そんななかで、大人たちによる「ゆるチャンバラ」という遊びがあるそうだ。ゆるチャンバラのイベントを開催した経験のある男性、槍さんに話を聞いた。
槍さん「ゆるチャンバラは、RPGっぽい戦闘を体験できる遊びです。武器や盾を使いますが、スポンジ素材のものを使います。
ケガをしないことを前提にしているので、武器の調達が難しいですね。
海外で盛んに行われている、コスチュームを着て謎解きをするイベント「LARP」用のものを輸入するか、中古品を譲ってもらいます。コスプレ小道具を自作できる人に依頼もしますね。
場所は大きめの公園があればいいんです。人数は6人ほど集めればOK。楽しいので、ぜひともやってみてほしいですね」
チャンバラをやってみたいと思っても、剣道はちょっと違う。負傷したくないものの、そういう遊びをしてみたい人に、ゆるチャンバラはオススメだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1368名(有効回答数)