親が送ってくるので…携帯キャリアメールの要否を考える
LINEなどのメッセージアプリは、もはや連絡手段の主軸に。そこで存在価値を問われるのが、各携帯電話会社が提供するメールサービス。ほとんど使っていない人も多いだろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代スマホ利用者の男女789人に「携帯電話のキャリアメールは、もういらない」と思うかどうかの調査を実施。その結果、31.8%がキャリアメールはいらないと回答をした。
しかし残り7割の人はまだキャリアメールは必要だと考えており、まだそれなりの需要があると言ってもいいだろう。
■親ががんばって短文メールを送ってくるので
年代別で見ると、それほど目立った差がない。
若い年代で多くなると思いきや、20〜30代でも3割程度。しかも50〜60代のほうが若干多い割合になっており、世代間の問題でもないようだ。
「友達とのやり取りはLINEがほとんど。ただ親はガラケーで、がんばって打ったんだろうなと思う短い文のメールを送ってくる。それがある限りは、やっぱり必要だと思う」(40代男性)
今回の調査対象はスマホ利用者で、ある程度使いこなしている人たちだ。ガラケーを苦労しながら使っているような人には、キャリアメールはまだまだありがたい存在だろう。
「結婚している友達は、なぜかガラケー率が高いんです。旦那さんとの連絡くらいだから、スマホに変えるのが面倒だって。なので、たまに私と連絡する場合もメールなんですよ」(40代女性)
40代は、ガラケーの全盛期を経験した世代。慣れたほうがいいと考える人も多く、スマホ利用者もメールでのやり取りがなくすことはできないと考えるようだ。
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■ゲーマーはキャリアメール不要派が多い
ゲームが好きな人は、キャリアメールを不必要と思う傾向に。
「ポケモンGO」で遊んだことがある人とゲーマーに、キャリアメールはいらないと思っている割合が多い。スマホでゲームをするほどに使いこなす人にとって、キャリアメールは過去の産物と思えるのかも。
現在の時点では、キャリアメールの必要性を感じている人も多い。ただ格安SIMを利用する人も増えつつあり、今後はさらにキャリアメールを利用する人が減ることが予想される。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代スマホユーザーの男女789名 (有効回答数)