「第三のビール」の味に満足してる?認めない人の傾向は
仕事で疲れた日や蒸し暑い日には、キンキンに冷えたビールが五臓六腑に染み渡る。できれば、毎日のように飲みたいと思う人もいるだろう。
しかし、ビール代を考えるとなかなか痛い出費に膨れ上がる。そんなサラリーマンの悩みを吹き飛ばすかのように、第三のビールが登場してもう10年以上。
発売当初は「ビールを飲んだ気がしない」との声も聞かれたが、今では種類が増えたこともあり、我々の生活に根付いてきている。
画像をもっと見る
■第三のビールは救世主となったのか?
第三のビールは麦芽を用いず、穀類、糖類などの原料を用いてつくられたもの。現代の若者の中には存在自体を知らず、普通のビールだと思っていたという人もいるほどだ。
そこでしらべぇ編集部では、第三のビールの味について調査をしてみることに。
すると、全体の約20%の人が「飲んだ気がしない」と回答。
50代男性だけに対象を絞ると、その割合は最も高く31.2%。年配男性の中には、第三のビールが出てきて10年以上たった今でも、その味を受け入れられない人もいるようだ。
確かに、第三のビールを飲み比べて見ても特徴が薄く、どれも同じような印象を抱く。ビールの代わりにならないのなら、ノンアルコールビールのほうが「アルコールを摂取しない」という点では優位といえるだろうか。
関連記事:ひと駅で73円も変動!山手線駅別「生ビール平均価格」を調査
■高収入はビールに厳しい目
また、この第三のビールに対しての不満は、年収に比例することが判明した。年収1,000万円以上ともなると、認めない人の割合は40%を超える。
年収が高く経済的に余裕のある人は、第三のビールのような低価格のお酒をあえて飲まなくても、黒ビールなどの比較的高いビールにも手が出せる。
そういう人にとって、存在価値は皆無ということだろうか?
舌の越えた消費者に第三のビールを購入してもらうためには、ビールの安い代用品としてではなく、カロリーオフなど「独自の付加価値」をいかに生み出すかが今後の課題になるだろう。
・合わせて読みたい→仕事中にノンアルコールビールを飲む人をどう思う?
(文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1358名(有効回答数)