坂口杏里の初AVが明日発売 川奈まり子が語る「AV女優の心得」とは
注目を集めていたタレント坂口杏里のアダルトビデオが、ついに明日発売。今後の心得について、AV女優の権利を守る一般社団法人「表現者ネットワークAVAN」代表の川奈まり子氏に聞いた。
2013年に亡くなった女優・坂口良子の娘でタレントの坂口杏里(25)のAVデビューが大きく報じられていたが、ついに明日、1作目となる『芸能人ANRI〜What a day!!』が発売される。
タイトルはもちろん、坂口と交際していたお笑い芸人、小峠英二(40)の持ちネタ「なんて日だ!」をもじったものだ。
■元AV女優・川奈まり子氏に聞いた
「AV2作目の内容も決定している」とも報じられる坂口。決して甘くはないこの世界で生き抜くためには、どのような心構えが必要なのだろうか。
元AV女優で作家、しらべぇコラムニストでもある川奈まり子氏に話を聞いた。
川奈氏は、今年8月にAV女優など出演者の人権を守る一般社団法人「表現者ネットワークAVAN」を設立し、代表に就任。
昨今注目が集まるAVへの「出演強要問題」についても、積極的に発言している。
川奈:AVデビューに関しては、坂口さんがご自分で考えられて決断されたことならば、外野がとやかく言うことではありませんよね。
AV女優さんとして活動を続ける場合は是非AVANに入会なさっていただきたいと思いますが、うちに入会するか否かも含め、何についても、ご自分の意思を大切にすることが、AV業界で活動する際にはこれまで以上に重要だということは覚えておかれるとよいでしょう。
断わるべきことは、断わるべきタイミングで、きちんと断わる。疑問を感じたら、すぐに質問して解消する。意見や要望は積極的に述べる。
我儘になればいいというのではなく、その代わり、約束を違えない誠実さや責任感も求められると思います。
「単体さん」ならなおさら……。なぜなら1人の単体女優さんの存在によって、多くの制作スタッフ、技術者、事務所やメーカーの社員たち、販売や流通、配信に関わる人々とその家族の暮らしが支えられているのですから。
意思と勇気で自分を守ることは、出来ない約束をしないことによって、大勢の人々をも守ります。
だから慎重にならなくてはいけませんし、思慮深くあらねばなりません。
主体性を持って取り組んだら、こんなに面白い仕事は他にはないことも確かだと思います。
坂口が、自らの意思と勇気をもってAVの世界で輝くことができるのか。もし迷い悩んでしまったときは、周囲に「信用のおける、信頼できる人」が見つかることを祈らずにはいられない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)