KABAちゃんが女性に! 両親命名「一華」=「世界に一つだけの花」説も
2016年3月末、タイで声帯を含めた性別適合手術を受け本物の女性に。5月には戸籍上の性別・名前の変更を行うことを発表した。
9月25日放送のフジテレビ系ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で、タレント・振付師のKABA.ちゃん(47)が戸籍を女性に変更、性別適合手術を受ける模様が放映された。
しらべぇでも既報だが、性同一性障害や同性愛、LGBTは社会的な議論を巻き起こしやすい繊細な問題。有名タレントであるKABA.ちゃんが手術に踏み切ったいきさつを振り返ってみよう。
■性別適合手術の決断
幼いころから女性らしく、男性を好きになる気持ちを打ち明けられない辛さを経験するなど、性同一性障害に悩んできたKABA.ちゃん。残りの人生を女性として生きる決断を下したきっかけは、40歳のときに出会った韓国人男性。
恋愛関係にあったこの男性から「体も女性であったらいいのに」と伝えられたことで「女性になりたい」思いが強まった。
過去に複数回の整形手術、ホルモン治療などで女性的な外見に近づき、2016年3月末、タイで声帯を含めた性別適合手術を受け本物の女性に。5月には戸籍上の性別・名前の変更を行うことを発表した。
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■椛島永次から椛島一華へ
術後、肉体的には女性となったKABA.ちゃんは福岡の実家に帰省。両親に新しい女性としての名前を付けてもらえるよう頼んだ。
両親の命名は「一華(いちか)」。この名前には「一から出直す」「ひと花咲かせましょう」と願いが込められており、KABA.ちゃんも喜びを溢れさせた。
家庭裁判所から戸籍上の性別・名前の変更が認められ、「椛島永次(かばしま・えいじ)」から、女性「椛島一華」として生まれ変わったKABA.ちゃん。
「7割は女性になれたが、やはり埋まらない溝はある。あとは恋愛などでその溝が埋まるかもしれない」と心境を吐露していた。
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■視聴者の反応は?
今回のKABA.ちゃんの決断・行動に対してファンは好意的。
あたしの父は47で死んだけど、KABAちゃんは47でやっと夢が叶って戸籍上も女性になって、特に好きな訳じゃないけど、心からおめでとうございます!!!とか思えてきてババア泣けてきた。
— m_e_g膝痛 (@meegu13) September 28, 2016
KABAちゃん完全に女性になったのか…。すごい女性っぽくなったなぁ。綺麗!グラビアとかちょっと見てみたいなー
— サオさん@黒薔薇推し (@sao_san333) September 28, 2016
KABAちゃんのこと、迷走してるように見えて心配だったけど、綺麗になったね。
完全に女性になって解放されたからかな?こんなに素敵に見えるとは思わんかった— そめじろう (@somejirou623) September 28, 2016
Twitterでは女性となったKABA.ちゃんを見た視聴者から「きれいになった」「おめでとう」などのつぶやきが目立った。
また、KABA.ちゃんがSMAPの『世界に一つだけの花』の振り付けを担当していたことから、ひとつだけの花、「一華」と関連付けるつぶやきも目につく。
KABA.ちゃんの新しい名前が、椛島一華(いちか)だそうな。KABA.ちゃんは「世界に一つだけの花」の振付師だから、感慨深いなぁ。素敵な名前だ。
あの歌に否定的な人は「NO.1にならなくてもいい」の部分を非難するけど、なってもいいし、大事なのは「もともと特別なオンリーワン」— 流 (@aristoteles_n) September 25, 2016
KABAちゃんの新しい本名「一華」。番組では、親が「一から華を咲かせる」みたいな意味でつけたと説明してたけど、もしかして(KABAちゃんが振付を担当した)「世界に一つだけの花」を意識したのかも、と思い至り、歌詞とKABAちゃんの人生を重ね合わせてじーんとなっている。
— MAEDA Takahiro (@maesan) September 27, 2016
KABA.ちゃん自身、美しい女性になれたことを喜ぶ半面、今後の仕事面などで不安を持つ場面も見受けられた。それでも後悔は見られない。さまざまなものを天秤にかけ、勇気ある決断で夢を叶えたのだ。
性同一性障害に悩む多くの人々にとって、今回のKABA.ちゃんの決断は大きな意味を持つのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・サバマサシ)