恥かく場面がツラい「共感性羞恥」は1割だけ?しらべぇ調査では…
8月24日にテレビ朝日系で放送された『怒り新党』で話題になったワード「共感性羞恥」。
番組によると、ドラマの恥ずかしいシーンを見たり、他人のミスを目の当たりにしたりすると、自分が恥ずかしい思いをしたときと同じ脳の部分が働き、あたかも自分の失敗のように感じる現象を指す。
番組が10~80代の男女500人に調査すると、経験アリと回答したのは10.4%だった。しかし、Twitterでは、「1割しかいないの?」と驚くつぶやきが多く見られた。
共感性羞恥が10%しかいないの信じられないんだけど。もっといるよね?そもそもあったらマズイのか?個性なのか?
— シュウ@ねぎだく (@syu_negidaku) September 5, 2016
https://twitter.com/kirsche_moon/status/769313072410341377
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■しらべぇでも共感性羞恥の経験がある人を調査
しらべぇ編集部では、全国の20~60代男女1,365名を対象に、「共感性羞恥」について、具体的な事例を元に調査を実施した。
「結婚式の余興を見て恥ずかしいと思ったことがある」と回答したのは、全体の37.6%。
『怒り新党』の調査と比較すると、3倍以上。4割近い人が「共感性羞恥」と思われる経験をしている。
性別・年代別で集計すると、各年代で男性よりも女性の割合が高い。
年齢が高いほど、結婚式への出席回数が多くなるため、恥ずかしい思いをする経験も多くなりそうだが、割合が一番高いのは40代である。とくに、40代女性は52%と半数を超えている。
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■最近のテレビ番組は見ていられない
共感性羞恥に関して、最近のテレビ番組を例に、見ていられないと嘆くツイートも見受ける。
共感性羞恥のせいか、サザエさんとかちびまる子ちゃんとか見てられない
イッテQの出川さんキツイ
アメトーークも話によってはキツイ
あと討論番組が1番苦手
TVタックルとか親父が見てたけど軽くトラウマになった
最近のだとモニタリングがダメ
はじめてのおつかいなんて、曲を聴くだけで無理— ぼーちゃん (@aybo1105) September 1, 2016
これも共感性羞恥だと捉えてるんですけど、この芸人さん今からスベるな、っていうのが本当に苦手で、狩野英孝がトーク番組出てるとチャンネル変えちゃう。
— もぐ (@mgp114) August 25, 2016
https://twitter.com/yuiyuiko_/status/776742629144793088
「ポンコツ芸人」とくくられがちな芸能人を見て、チャンネルを変えたくなるのは想像できる。
しかし、国民的アニメのドラえもん、サザエさん、ちびまる子ちゃんで恥ずかしい状況を見せられることに、意外さを感じている人も多いようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)