『レッドタートル』大コケも…ジブリの復活を願う人たち
映画『君の名は。』が興行収入100億円を突破し、スタジオジブリの人気作品の記録を抜き去りそうな勢いだ。
しかし、そのスタジオジブリは9月17日に海外との共同作品『レッドタートル ある島の物語』を公開するも、初週の興行収入ランキングでベスト10にすら入らない結果に。
それでも「ジブリが好きじゃないなんて日本人じゃない!」と言う人がいるのも確か。そこでしらべぇ編集部では、ジブリが大好きな人がどれくらいいるのか調査してみた。
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■日本の4人に1人が「大好き」
「ジブリが大好き」と答えた人は全体の26.6%、4人にひとりが大好き! ということは、好き・興味ある、程度の人を入れたらさらに大きな規模になるだろう。
ジブリの強みは子供から大人までが楽しめる作品であることが、このグラフからもわかる。「国民的」と評されるゆえんだ。
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■ヒット連発…でもない
ジブリ作品は毎回ヒットしている印象があるが、『もののけ姫』以降の作品の興行収入を並べると次のようになる。
『千と千尋の神隠し』をピークに、勢いはやや下降気味。100億円を超えてようやく黒字…なんて話もあり、実は赤字作品も多いよう。
ジブリ人気の秘密は、もちろん宮崎駿監督の才能もあるが、企画から制作までをひとつの会社で完結できている点にあるとも言われる。
創作に集中できる環境を整えることにより、より素晴らしい作品を生みやすくなる。しかし、それは高コストにもなってしまう…どこをとるべきか、難しいところだ。
CGアニメが全盛になりつつある中、手書きの作品にこだわってきたスタジオジブリ。これからも年齢や性別に関係なく感動できる作品を生み出して欲しい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)