「ゲス」と名乗ればゲスになる?名は体を表すのかバンド名を調査
中学生のころ、一度だけバンドを組もうとしたことがある俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。ギターボーカル担当でしたが音痴な上にFのコードが押さえられずに、挫折しました。
このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。
■ゲスの極み乙女。とバンド名のメッセージ性
ベッキーさんとの不倫騒動での謝罪の舌の根も乾かないうちに、今度は新恋人の未成年飲酒問題を受け活動自粛を発表した音楽グループ「ゲスの極み乙女。」ボーカル川谷絵音氏。
奔放なキャラクターとバンド名から、世間では「もう、本人もゲスって名乗っているから仕方ないか」と、不名誉な許しを得つつあります。
ゲス騒動を受け思うのは「メッセージ性が強すぎるバンド名をつけるのも、いかがなものだろうか」と、いうこと。
解散や活動休止にまつわる、メッセージ性の強いバンド名を持つグループの、現在を調べてみました。
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■活動休止がバンド名から連想されるバンドの今
・「はっぴいえんど」
日本を代表するロックバンド。この名前になってからの活動期間は3年弱と短いものの解散後のメンバーが活躍しているところをみても、グループとしてはまさに「はっぴいえんど」を迎えられました。
・「SEKAI NO OWARI」
現在も元気に活動中。終から始めてみようとつけられたバンド名とのことで、どうかこのまま末永く活動を続けていってほしいものです。
・「さよなら、また今度ね」
インディーズのバンドなのですが2014年の無期限活動休止発表の後、2016年1月に正式な解散を発表されました。
公式HPに載せられた「さよなら、また今度ね」の文字から、ファンはどのようなメッセージを受け止めたのでしょうか?
・「安全地帯」
ボーカル玉置浩二氏のさまざまな騒動や、何度もの解散や活動休止もありながら、現在も精力的に活動中。
なにがあっても必ず最後にはここに戻ってくる「安全地帯」と、いうことでしょうか。
これからバンドを始められるみなさま、活動休止するときのことも考えて命名されてみてはいかがでしょうか?
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(文/ハイパーメディアフリーター・黒田 勇樹)