スペイン人激怒『チキンとチョリソーのパエリア』を作ってみた結果
イギリスの人気料理人『ジェイミー・オリバー』が、チョリソーを使用したパエリアのレシピを公開。スペイン人が激怒している。
なぜ激怒しているのかというと、答えはひとつ、「チョリソーはパエリアに入れない」ということ。
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■スペインではチョリソーをパエリアに入れない
チョリソーはスペインのイベリア半島で生まれたソーセージで、スペイン名物ではあるのだが、本場ではパエリアに入れることはまずないらしい。
スペイン人にとってチョリソーをパエリアに入れるのは、日本料理で例えると寿司ネタでうどんの麺を使うようなものなのだろうか?
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■気になるのは味
しかし、気になるのはその味である。いくらスペイン人が激怒しているとはいえ、ジェイミーはイギリスを代表する料理人。きっとスペイン人激怒パエリアもマズいことはないはずだ。
実際にスーパーで材料を購入し、『チキンとチョリソーのパエリア』を調理。
作り方はさほどパエリアと変わりはないが、具材を上にのせて炊き上げないのでピラフのほうが近いかもしれない。
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■こ…これは…ジャンバラヤだ。
最後にレモンをのせて、ジェイミー流『チキンとチョリソーのパエリア』が完成! さっそくひと口食べてみると……!!
「こ、これはジャンバラヤじゃねえかーーーッ!!!」
材料にニンニクや唐辛子などの香辛料を多めに使い、チョリソーも入れているのでサフランの香りがする優しいパエリアではなく、スパイシーなジャンバラヤに味が近くなっているのだ。
きっとこれにフライドチキンをのせてサルサソースをかけ食べたら、悶絶級にウマいジャンバラヤになること間違いなしだ。
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■パエリアではないがウマい
おそらく日本の「ナポリタン」も、炒めたりケチャップを使用していることからイタリア人がパスタ料理と認めないように、今回のパエリアも『パエリア』という名前を使わず「ジェイミー流米料理」として出せばきっと怒られなかったと思われる。
パエリアとしては違和感のある味だが、米料理としては絶品なので、ぜひ試してみることをおススメするぞ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)