「カレーにソース」はあり?なし?男女で意識の差が顕著に
日本人にもっとも愛されている料理、カレーライス。子供のころ、お母さんから「今日はカレーだよ」といわれて喜んだことがある人も多いだろう。
そんな国民食には、様々な食べ方がある。なかでも密かに親しまれているのが、ソースをかけること。より味に深みが増し、一層おいしくなるという。
しかし、「ありえない」と考えている人も多く、意見が割れているよう。「本当にカレーにソース」はポピュラーなのだろうか。
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■カレーにソースをかける?
そこでしらべぇ編集部では全国の男女に「カレーにソースをかけて食べるか」を聞いてみた。
結果、各世代で1割程度が「カレーにソースをかける」と回答。一般的に中高年が好んでいるといわれるが、年齢層はとくに関係ないよう。
逆に性別による好みの差が顕著で、圧倒的に男性がカレーにソースをかけて食べていることがわかる。
女性は調理を担当することが多いだけに、自分の好みになるよう味付けすることが多いため、割合が低いのかも。
逆に男性は作ってもらうことがほとんどであるため、味を足すことに躊躇しない可能性が高い。
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■地域別でみてみると
次に「カレーにソースかけて食べる」と答えた人を地域別にみてみよう。
北海道の割合が低いが、ほぼ横ばいといえる。一般的に近畿地方でこの食べ方が好まれているといわれるが、今回の調査では甲信越地方の割合がもっとも高かった。
「関西人はカレーにソースをかけて食べるのが好き」というのは都市伝説だったようだ。
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■ほかの隠し味は?
ソース以外にもカレーをおいしくする隠し味がある。おもなものは、以下の通り。
①ニンニク
定番だが、入れると味が濃厚になりコクが増す。「おいしい」という声が多いが、においが強烈なため嫌う人も少なくない。
②牛乳
あわないようにも思えるのだが、じつは味をまろやかにする効果がある。辛いルーを好む人には不向きだが、甘くマイルドなカレーが好きな人にはぴったりだ。
③めんつゆ
和風なカレーを好む人にあうのが、めんつゆ。入れすぎには注意が必要だが、仕上げとして最後に大さじ一杯程度いれることで、趣向のかわったものができあがる。
④赤ワイン
入れることで肉を柔らかくする効果がある。さらにルーも時間をかけて煮込むことによって味に奥行きが増し、高級感あふれるカレーを作ることができる。
このほかにもチョコレート、コーヒー、ビールなど隠し味に適した調味料や食材は数多く存在している。
同じ料理でありながら、これだけ多くのバリエーションを持つカレーライスは非常に奥の深い料理といえるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)