これは怖い!世界で最も過酷なダウンヒルレースのスリリングなライダー視点映像
世界で最も危険で過酷とも言われるMTBダウンヒルレースRed Bull Hardline(レッドブル・ハードライン)2016のコースを、プロライダーのダン・アサートンが下っていく様子を捉えたGoPro映像。
ライダーの視点から見る高速ダウンヒルの映像はスピード感とスリル満点。
■コースの大半は道なき道
Red Bull Hardlineはその名が示す通り、ダウンヒルレースの中でも道なき道を走る過酷なコースで知られている。
今回のウェールズの山中にコースをデザインしたのはダン・アサートンその人。しかし、自ら作ったコースだから楽勝などということはないようだ。
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■一歩間違えれば大怪我の激ムズコース
険しい山道を下りゴールに辿り着くまでにかかる時間はおよそ4分弱。
石だらけのゴツゴツした道や細い木々の生い茂る林道、大きな岩やギャラリーを飛び越えての大ジャンプなど、走破するにはダウンヒルのあらゆるテクニックが必要となる。
ダン・アサートンの慎重なコース取りは、裏返せば事故と紙一重ということ。マイク越しの激しい息遣いからも緊張感が伝わってくる。
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■去年に比べれば簡単?しかし…
最終的に勝利を収めたのは、前回のハードラインで3位だったバーナード・カー。昨年の優勝者であるルアリド・カニンハムに2.4秒の差をつけての優勝となった。
コースをデザインしたダン・アサートンが肩を骨折し、決勝戦に無傷のレーサーが8人しか残らなかった昨年のハードラインに比べれば、今年のコースは“優しく”なったのかもしれない。
それでも、映像を見る限り世界で最も過酷なダウンヒルレースの1つには違いないのではないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)