ココイチがまるで「漫画喫茶」みたいに進化 利用者の反応は…
名古屋発のカレーショップ『CoCo壱番屋』。日本だけではなく、アメリカや中国、台湾など海外にも拠点を広めており、代表的なファーストフードと言っても過言ではない。
「ボリュームのあるココイチのカレーを短時間でさくっと食べたい」という目的の人が訪れるが、最近は事情が変わってきている。
■まるで漫画喫茶のよう
お店に行ったことがある人なら、「漫画コーナー ご自由にご覧ください」という文字を目にしたことがあるだろうか。
店舗によっては1,000冊単位の漫画を置いており、Wi-Fiやコンセントまである充実ぶり。まるで漫画喫茶のようだ。
これまで「ココイチのカレー」を目的として訪れていた人たちは、どのように思っているだろうか? しらべぇ取材班は、消費者の声を聞いてみることに。
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①飲食店にある漫画は読まない
「私は営業を担当しているのですが、さっと食べたいのでランチによくココイチへ行きます。確かに漫画がありましたが、カレーが提供されるまでは携帯をいじってますし、食べたらさっと帰るので気にしたことがなかったです。
というよりも、漫画に食べ物のシミがあると嫌なので、飲食店にある書籍は読まないです」(20代女性)
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②時間つぶしの場に便利! でも…
「生粋のココイチファンです。
確かに、コンセントも漫画もWi-Fiもあるので、時間つぶしの場としても利用できますね。コーヒー一杯で時間つぶしに使ってよいのなら、わりとどこにでもあるので便利です。
ただ、カレーを食べている人の横でPCを広げたり、漫画を読んでいたりということをしていいのかと悩んでしまいます。ファーストフードなのに長居して構わないのかと。迷惑な客に思われないでしょうか」(30代男性)
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③サービスとしては嬉しいが…
「大戸屋もですが、最近はカフェタイムに力を入れているお店が多いですよね。サービスで漫画を置いているのはとても嬉しいですが、今のところ漫画目的にココイチに行くということはないです。
ただ、漫画喫茶は暗くて苦手なので、どこにでもあり明るいココイチがそんな立ち位置になってくれると楽しみが増えます」(20代男性)
漫画が置いてあるのは嬉しいものの、ファーストフードのため、短時間で食べて退店するお客さんが多い。そうした状況で、コーヒー片手に漫画を読んだりPCを開いたりというのは勇気のいることだろう。
「ココイチで漫画を読むの歓迎!」とでも書いてくれれば、使いやすくなりそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・松岡佑季)