スポーツ中継がもっと面白くなる!日本の解説名人5選
スポーツ中継で、実況とともに戦況を視聴者に伝える解説者。経験者ならではの技術論や心理分析が中継に深みと「わかりやすさ」を与えてくれる。
なかには解説の話を聞くことが目的で、試合をあまりみていないという人もいるらしい。
■好きな解説者がいる?
本当にそのような人がいるのか。しらべぇ編集部では全国の男女に「スポーツ中継などで好きな解説者がいるか」聞いてみた。
結果、男性の2割が「いる」と回答。解説よりも試合を重視している人が多いようだ。
また、女性は数字がかなり低く、1割にも満たない数字に。もともとスポーツ観戦に興味がなかったり、試合に集中してしまうのかも。
それでも、解説者の話術を楽しみにしている人は確実に存在している。各分野で「名解説者」と呼ばれている人物を紹介しよう。
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①増田明美(マラソン)
『高校の頃から彼氏がいる』、『好きな食べ物は焼きとりのねぎまでねまーぎぶあっぷという意味を込めている』など、選手の家族構成や趣味、好きな食べ物など「どこで仕入れてきたんだ」というような小ネタを混ぜる解説スタイルが人気。
その解説は『怒り新党』の三大コーナーで「細かすぎる解説」として紹介され、マツコ・デラックスがその圧倒的な情報量を絶賛した。
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②倉持明(野球)
元AKB48倉持明日香の父。長年千葉テレビの『CTCマリーンズナイター』で解説を担当し、『下手くそですね』、『話になりません』など歯に衣着せぬ発言を繰り返す。
しかし発言は愛にあふれており、褒めることも忘れない。そのスタイルはファンから絶大な支持を受けている。
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③松木安太郎(サッカー)
『なんなんすかこれ』、『ふざけたロスタイムですね』など感情を素直に表現した解説が人気。もう少し静かにしてほしいという批判もあるが、やはり「代表の解説は松木」という声も多い。
また冷静なセルジオ越後とのかけあいも人気。
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④木村一基(将棋)
現役棋士でありながら、その軽妙な語り口と笑いをまじえたわかりやすいトークが人気で「解説名人」とよばれる。大盤解説会でも引っ張りだこであるほか、ニコニコ生放送でも解説出演時には多くの人が集まる。
その人気は、第一人者の羽生善治三冠にも匹敵するとも。
⑤北の富士勝昭(相撲)
第52代横綱にして千代の富士や北勝海の師匠としても知られ、現役時代から豪快なエピソードの多い北の富士だが、その解説も同様。
『もっと抵抗しないと! シャケじゃないんだから』、『ちょっとみてませんでした』など名言には事欠かない。もちろん技術論は的確だ。
試合が一番の注目ポイントだが、解説に耳を傾けてみるのも面白いだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)