バックパックに入る!水力発電装置『Estream』がすごい

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※画像はIndiegogoのスクリーンショット

「エネルギー革命」は、間違いなく近づいている。

よく考えて見れば、昔は「エネルギーの自己生産」は当たり前だった。枝を切って薪にするという行為も、まさに自分でエネルギーを生み出す行動。

だが今では、普段消費するエネルギーは「誰かが作っているもの」になっている。自分自身で電力を供給することは技術的には可能だが、それを実行に移す人はあまり見かけない。

だからこそ、「個人でエネルギーを作る」ことが重要視されるようになった。


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■水流で充電

水力発電は、現在注目されているクリーンエネルギーのひとつ。このやり方で電力の個人生産ができないか、世に問いかけている人々も。

クラウドファンディングサイトで有名になった『Estream』。これは言わばポーダブル水力発電機で、アウトドアに必要な電力をこれ1台で賄うことができるのだ。

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※画像はIndiegogoのスクリーンショット

Estreamの充電キャパシティーは6,400mAhで、水流に4.5時間さらすだけで満充電ができるという。

そこからスマートフォンのバッテリーをチャージするわけだが、これは物理の観点から見ても極めて合理的だ。


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■スマホ充電に最適な電力

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※画像はIndiegogoのスクリーンショット

日本の家庭では、100V電圧のコンセントが一般的。

だが、スマホの充電にはそこまで大きな電圧は必要ない。5Vもあれば、スマホは息を吹き返す。つまり家庭用コンセントは「性能過多」ということ。

ならば、この分だけは自家発電のエネルギーでも充分足りるというのがEstreamの基本コンセプト。「自分自身で電力供給」は、理に適っているのだ。


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■身近になるクリーンエネルギー

モンゴルの遊牧民は、すでにソーラーパネルを用いて自家発電を行っている。

もちろん、だからといって日本人がモンゴル遊牧民の方法をそのまま採用することはできないが、それでも「電力の地産地消」という時代の流れは間違いなく日本にも及んでいる。クリーンエネルギーは、身近なものになりつつあるのだ。

Estreamのような製品の登場は、まさに「時代の必然」と言えるだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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