排泄物で健康チェック!見る習慣が健康の秘訣!?
「尿の色や濃さで病気かどうかわかるのか?」
■トイレの白さは排泄物をチェックするため
トイレがなぜ白いか? じつは排泄物をチェックできるようになっているんです。
白い陶器に透明の水ですから、色のチェックは、しやすいです。一般的に言われている健康な尿の色は「薄い黄色」です。
これが薄すぎると水分を取りすぎた可能性があり、黄色が濃すぎると、水分が少ない可能性が考えられます。
少しでも赤い色が混じった尿が出たら、血尿の可能性があります。すぐ病院に行ってください。
色のほかにもいつもより異様に泡立つなど状態としても異常な場合は、たんぱく質が多く混ざっている可能性もあります。
こういった「通常」の尿の状態を覚えておいて、少しでもいつもと違うなど変化があれば、身体が正直に反応をしている証拠です。気をつけていいかもしれません。
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■ブリストルスケールでチェック
大便にも同じことが言えます。「ブリストルスケール」と呼ばれる指標になる数値があります。便の硬さや状態で7段階にわかれています。
ブリストルスケールによると、
①コロコロ便
②硬い便
③やや硬い便
④普通便
⑤やや柔らかい便
⑥泥状便
⑦水様便
ブリストルスケールは、日本で作られたものではありません。「ブリ」の響きから大便が出る音のように考えられがちですが、違うんです。
イギリスのブリストル大学のへーリング博士が考案したもので、1990年にイギリスの医学誌で発表されました。
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■排泄物の異常は身体の異常
形状とともに色つやも関係します。とにかく「排泄物に異常があれば、自分の体に異常なことが起こっている」と考えて問題ないと思います。
コツは「とにかく毎日自分の便を見ること」に尽きると思います。日々、自分の便を向き合い、変化を感じてあげてください。
女性が髪を切ったことを気が付かれなくて機嫌を損ねてしまうのと同様。
自分の体も「ちょっとした変化」に気がついてあげないと、機嫌を損ねるどころか、大事に至りかねません。
ステキな恋人を敬うように、便を確認するべし。それではまた、どこかのトイレでお会いしましょう。ジャー。
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