広島・黒田博樹が引退を発表!ファンからはねぎらいの声が

2016/10/18 21:00


※画像は日本野球機構公式サイトのスクリーンショット
※画像は日本野球機構公式サイトのスクリーンショット

広島東洋カープの黒田博樹が18日、今季限りでの引退を発表。突然の決断だっただけにショックが大きく、広島では緊急特番が組まれるほど。



■ファンはねぎらいの声

昨年メジャーリーグから復帰して11勝8敗防御率2.55という好成績を残した黒田だが、昨年オフも引退と現役続行の間で揺れ、一時は引退濃厚とまでいわれたほど。

結局「まだやり残したことがある」とマウンドに立つことを決意。今年も先発ローテーションの軸としてフル回転し、10勝8敗防御率3.09の成績でチームの優勝に貢献した。

変化球を打たせてとる現在のスタイルならば、まだまだ現役を続けられるようにも思える。しかし右足首や肩の痛みに耐えながらのシーズンだったそうで、その身体は限界だったよう。

区切りの日米通算200勝を達成したことや、チームが25年ぶりに優勝したことも背中を押す要因の一つになった模様。ファンはそのような経緯を知っているだけに、惜しむ声よりねぎらいのほうが多い。

https://twitter.com/708Nao224/status/788306556961992704

https://twitter.com/Broly_asahi26/status/788308017976487937


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■シーズン二桁勝利で引退は異例

黒田のようにシーズン10勝して引退するケースは極めて異例といえる。

13勝5敗という成績を残したにもかかわらず「肩の痛みで来年投げられない」と引退した江川卓投手や、150キロ近い速球と落差の大きいフォークボールで10勝をあげながら引退した村田兆治投手などが該当。いずれも球界に名を残す一流投手だ。

打者では王貞治選手が30本塁打を放ちながら引退。メジャーリーグでは今年デビッド・オルティス選手が3割38本塁打127打点を放ちながら、現役を退くことをシーズン前に発表している。

引退年度に高い成績を残していることも、一流の証。今後、黒田博樹の名前もレジェンドとして語り継がれることになるだろう。


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■日本シリーズが最後の花道

引退を表明した黒田だが、日本シリーズには出場する予定。先発での登板が有力視されており、最後の花道となる。

北海道日本ハムには今後黒田と同じ道をたどるであろう二刀流エース大谷翔平が在籍しているだけに、その対決に注目が集まりそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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