不審なドローンを自動で追跡・捕獲してくれるドローンが開発される

2016/10/22 21:00

※画像はYouTubeのスクリーンショット
※画像はYouTubeのスクリーンショット

今年4月、総理大臣官邸屋上にドローンが落下しているのが見つかり、日本国内でも一躍大きなニュースとなったドローン問題。

不審ドローンに対抗するにはまずドローンから。ということで、不審なドローンを自動で追跡・捕獲してくれるインターセプター(迎撃)ドローンの実演動画をご紹介しよう。



 

■ワンタッチで不審ドローンを捕獲

映像に映っているのはAirspace Systems社の『ワンタッチ・インターセプターTI』。ドローンの捕獲を専門とするドローンで、勝手に敷地内に入ってきた不審ドローン等に威力を発揮する。

難しい操作は要らず、スマホの画面をタッチするだけでドローンが発進・自動でターゲットを追跡し、ネットを射出して捕獲する。


関連記事:落ち葉掃除機が好きすぎて「満面の笑顔になるシカ」がヤバい

 

■捕獲したドローンを宙吊りに

射出されたネットはワイヤーで本体に接続されているので、不審ドローンは宙吊り状態のまま為す術もなく捕らえられてしまう。

これなら捕獲したドローンを探して広大な敷地を歩き回らなくて済む上に、ほとんど無傷で捕まえられるため持ち主との無用なトラブルも避けやすい。


関連記事:えっ、うちの犬天才!?「犬語翻訳機」で犬が喋りだすドッキリ映像

 

■ドローン対ドローンの世界へ

ドローンを使ってドローンを捕獲するという性質上、ドローンが入れるところならどこでも追跡が可能というのは大きなメリットだ。

その代わり相手のスペックがこちらを大幅に上回っていたり、カウンターとして更なる迎撃機能を積んでいたらこう簡単にはいかないだろう。

相手より少しでも技術的優位に立とうとするドローンの世界は、軍事技術等と同様にいたちごっこが続きそうだ。

・あわせて読みたい→これは怖い!世界で最も過酷なダウンヒルレースのスリリングなライダー視点映像 


(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

動画ドローン技術新製品ドローン問題迎撃ドローンインターセプター無人機
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング