小池百合子氏が都知事になってよかった?年代別結果と「街の声」
「都政刷新」を掲げては都議会の闇と対峙、豊洲市場の土壌問題を公にすると、最近では費用面から東京五輪の会場見直しも図るなど就任早々からスピード感あふれる小池百合子都知事。
小池氏が東京都知事に選ばれなかったら、果たしてここまでの「テコ入れ」はあったろうか。
■小池都知事に対する「街の声」
しらべぇ取材班は街行く人を呼び止めて、小池都知事ないし、彼女の活動に対する印象を伺ってみた。
40代女性は「同じ女性として応援したい」と語る。
「正直、小池都知事がここまで抜本的なことをやってくれるとは思いませんでした。そもそも『都政に闇があること』さえ知らなかったので。
東京オリンピックの費用問題が落ち着いたら、待機児童の問題も何とかしてほしいです。同性として、どこまでも応援します」
たしかに小池都知事の功績は、まず「問題を問題たらしめたこと」にあるのかもしれない。
一方で、30代男性は悲観的なことを口にする。
「猪瀬直樹さんのときも舛添要一さんのときも、最初は『あの人が都知事になってよかった』と、みんな言ってましたから。そのうち、小池さんからもボロが出るんじゃないでしょうか」
同じような意見は、ほかの人からも聞くことができた。「都知事」というものに対する国民のネガティブな印象は、簡単には消えないのだ。
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■小池百合子が都知事になってよかった?
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,365名に「小池百合子が都知事になってよかったと思う」かを調査してみることに。
すると、 全体的に「思う」と答えた人が多いという結果に。年代が上がるにつれて、その声は大きくなる。60代以上にあっては、7割以上が小池都知事を支持しているのだ。
言わずもがな、最終的なジャッジメントは2020年の東京オリンピックの成功いかんにかかっているだろうが。
「都民ファースト」を謳って、孤軍奮闘を続ける小池百合子氏。底辺にまで落ち込んだ「都知事」のイメージを、彼女は、どこまで刷新することができるだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・倉木春太)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)