スマホによる「漢字忘れ」が深刻!若い世代の割合も驚きの結果に
スマホやパソコンなどのデジタル端末が身近な存在となり、現代人はいったい何時間画面を見つめているのだろう?
デジタル機器に頼りすぎると、脳が退化するかもしれない。
■デジタル機器の影響で漢字を忘れていく…
「あの漢字どうやって書くんだっけ?」と、常識レベルの簡単な漢字だったはずなのに思い出せない。そうしたときに、ついつい頼りにしてしまうスマホ。
しらべぇ編集部では、「スマホやPCなどのデジタル機器の影響で漢字を忘れている」と実感している人の割合を調査してみることに。
年代別に見ると、年齢と共に「漢字忘れ」は深刻化しているようで、60代にもなるとその割合は7割にもなる。
もちろん、年を取れば老化現象が進行し、「漢字忘れ」をしてしまっている可能性も十分に考えられるのだが、注目したいのが20代。
若い20代だったとしても、4割を超える高い割合で「漢字忘れ」を肌で感じているようなのだ。
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■「糖分は脳を活性化」に疑問の結果が
集中力、思考力、記憶力の低下が起きると、「脳がエネルギーを欲しているサイン」だと言われている。そのため、勉強をして頭を使うときは、チョコレートを一口食べるといいらしい。
しかし、そんな脳機能を活性化させる糖分を摂取しても、「漢字忘れ」に対する効果なないようだ。
週2以上でスイーツを食べると回答した人は、甘党ではない人に比べて約10ポイントの差をつけて、スマホなどの影響による漢字忘れを実感。
糖分を摂取しただけでは、脳機能への効果はむしろ悪影響なのか…? 勉強をしなければ、たとえ脳が最高のコンデションであっても意味がないということなのだろう。
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■手書きを日頃からしていても…
さらに、手書きの日記を毎日書いている人ほど、漢字忘れが多いという衝撃の結果も…。
日頃から手書きをしているのなら、漢字を書くことも多いはず。この結果を見る限り、漢字を書くたびにスマホで調べていることも考えられるだろうか。
アインシュタイン博士の名言に「調べられるものを、いちいち覚える必要はない」というものがある。
これを素直に読み取れば「漢字忘れ」も何ら問題ないのだが、できる大人なら漢字ぐらいはスラスラと書きたいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)