「お手頃防弾用品」が登場 日本でも護身用品が普及する?

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※画像はYouTubeのスクリーンショット

相模原で発生した刺殺事件は、我々日本人に新たな安全意識を与えた。

すなわち、「いつどこでも自分が襲われる可能性がある」ということ。相模原の津久井地区は地理や文化圏でいえば東京よりも山梨に近く、ひとことで言えば「山間部」だ。そのようなところでも、赤の他人から刺される危険がある。

だからといって銃で武装するわけにもいかないが、防弾用品を揃えるだけなら法律には触れない。



 

■テキサス発の防弾用品

クラウドファンディングサイト『Indiegogo』に、こんな製品が登場した。

アメリカのテキサス州エルパソ在住の工学博士が開発した『Carry-on Shield』だ。これは名前の通り、持ち運びの利く防弾盾。バックパックの中に収めることもできるし、いざという時に広げたら、ちゃんと身を守れるように設計されている。

また、その形状からエプロンのように胴体にかけることも可能。頭上にやれば、ヘルメットの代用品にも。

防弾チョッキは決して安いものではないが、このCarry-on ShieldはIndiegogo内で107ドル(約1万1,000円)で販売されている。護身用品としては非常に安価だ。もちろん刃物による刺突も防いでくれる。現時点ではまだ目標額に達していないとはいえ、非常に優れた製品であることに違いはない。


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■刺又はすでに普及

日本の小中学校では、すでに刺又が用意されている。

これは江戸時代に発明された捕縛道具で、当時の捕物では必需品だった。近代以降は時代劇の中だけの道具になりかけていたが、2001年に発生した池田小学校事件からその有用性がクローズアップされたのだ。

相模原の事件は、そうした捕縛用具や護身用品を各施設に普及させるきっかけになるかもしれない。


■テキサスは「銃大国」

ところでテキサス州といえば、米国内でも銃規制が緩い地域で知られている。

なぜかといえば、「銃がなければメキシコが攻めてくる」と考えているから。

そもそも、テキサス州はメキシコの領土。それが分離独立を経てアメリカ合衆国に組み込まれたが、その最中に「アラモの戦い」が発生した。アラモ砦に籠城した少数のテキサス独立派が、数千のメキシコ軍と戦って全員玉砕したのだ。

これは映画化され、大ヒットしている。1960年にジョン・ウェインが主演した『アラモ』だ。

この映画は「強大で侵略的なメキシコ軍と戦った、少人数の男たち」という勧善懲悪的な見方で描かれている。そのため歴史的考証の面ではアラがあるものの、「南部州の人間はこう考えている」ことを知るにはちょうどいい映画だ。

そうした考えがある以上、銃は決してなくならない。悲惨な乱射事件も、恐らく減ることはないだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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