自宅の入浴 若者の湯船離れも年収高いほど「シャワー派」増加
朝晩涼しくなり、あたたかいお風呂が恋しくなる時期。体を洗い湯船でリラックスし、体の疲れを充分に取ることを1日の終わりの楽しみにしている人も多いだろう。
しかし、海外では湯船につかる習慣がないことが多く、現代の日本でも、ひとり暮らしなどで、ユニットバスも多く見かけるようになった。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代男女1,365名を対象に「日ごろ自宅でどのように入浴しているのか」について調査を実施した。
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■入浴は湯船派?シャワー派?
「入浴は湯船につからずシャワーで済ませることが多いほうだ」と回答したのは、全体の32%。3人にひとりがシャワー派と判明した。
性別・年代別では、全体的に年齢が下がるにつれてシャワー派が増えている。
しかし、30代は湯船派が盛り返す。小さな子どものいる家庭も多い30代は、いっしょに湯船に入り、コミュニケーションの時間に宛てていると予想できる。
また、60代でも4人にひとりは、シャワーで入浴を済ますことが多いと回答している。
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■年収高いほどシャワー派増加
年収別で集計すると、700万以下のシャワー派は30%程度。しかし、700~1,000万は42%、1,000万以上はほぼ半数と、シャワー派が増えてくる。
経済的な理由でシャワー派な若者とは対照的に、高収入帯でシャワー派が多くなるのは興味深い。風呂にかかる時間をシャワーに切り替えることで、仕事の時間を捻出しているのかもしれない。
仕事などでストレスをためやすい現代社会、湯船とシャワーを上手に使い分けてリフレッシュできるのが理想だろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)