オートレース新型くじ「4096分の1」で1億円の報道も主催側は困惑…

2016/10/26 11:00

当選確率「4,096分の1」で1億円が当たるオートレースの新型くじ『当たるんです』が11月中旬より発売されると、一部スポーツ紙で報道され話題となった。



 

■『当たるんです』とはどういったくじなのか?

オートレースは、プロのオートレース選手によるモーターレースであり、日本における公営ギャンブルのひとつ。

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画像は「オートレース Official Website」からのスクリーンショット

当選金額1億円となる『当たるんです』は、オートレースの後半4レースの1着を当てる「4重勝単式」を採用。初心者でも参加できるよう、コンピューターがランダムにすべての組み合わせを振りわける。

公営競技の多くは、総売り上げから一定割合を差し引いた残りの金額を勝投票券に配分する「パリミュチュエル方式」を採用しているが、『当たるんです』は異なる。

オートレースでは基本的に1レース8車が出走するため、当選確率は8車の4乗となり4,096分の1。1口35,000円で販売し、4,096口分を売り上げた時点でくじが成立。満たない場合は不成立として全額返済。

すべての組み合わせを振り分けるので、的中者なしでキャリーオーバーが発生することはなく、必ず1億円が当たる仕組みだ。

同様の仕組みで1口の価格を3,500円として1,000万円、500円で140万円での当選パターンも用意されている。


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■ファンの反応は?

オートレースファンやそうでない人も、『当たるんです』に対して好意的な意見が目立った。

ギャンブルを嗜む紳士淑女に説明は不要だろうが、「4,096分の1」で1億円が当たるのは破格の当選確率である。

1口35,000円は安価ではない。しかし、4,096口を売り上げることは不可能ではないだろう。


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■運営「正式な発表ではない」

しかし、報道の翌日、主催するオートレース側はこの報道を否定。

「オートレースで新しい重勝式の発売を行う旨の一部報道がなされましたが、オートレース業界として公表を行ったものではございません。


オートレースの活性化に関しては様々な検討をしておりますが、現時点において報道にありますような新しい重勝式の発売を開始するということを決定した事実はございません」


と公式サイトで発表した。

『当たるんです』の発売開始否定を発表後、しらべぇ取材班も競輪・オートレースの振興法人「公益財団法人JKA」オートレース事業部に話を聞いてみた。

「一部報道があったようですが、なぜこのような報道がされたのか現在調査中です。JKAとしては現在これ以上のことは何もいえません。


(もし)正式な発表があればあらためてリリースを出します」


現時点では『当たるんです』の発売は断言できない状況。35,000円が1億円となる夢のようなくじがまさに夢となってしまった。

『当たるんです』が今後どのような動きを見せるのか。オートレースファンだけでなく、1億円を夢見る多くの人々が注目し続けるだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・サバマサシ

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