「ペット専門スーパー」はなぜ言語的な違和感があるのか

貴方は違和感ある? 「ペット専門スーパー」という言葉。

コラム

2016/10/27 21:00

sirabee20161027pet

霊能力者に「あなたはとても動物好きだが、動物にはとても嫌われる」と、言われたことのある俳優/ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹です。

そ、そこまで嫌われたことないんだけどな…犬とか飼ってたことあるし…。

このコラムは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べる「妄想的」な語源しらべぇです。

先日、街を歩いていて見かけた「ペット専門スーパー」。寒気がするほどの「言語的違和感」を感じたので、その正体を探ってみました。



 

■「専門」なのに「スーパー」

「専門」とは、限られた事柄に「もっぱら」従事することや、それをあつかう学問や職業を表す言葉。

対して「スーパー」は「超越」。ここで使われている「スーパー」は「スーパーマーケット」の省略であり「伝統的な市場を超える商店」の意味で使用されているのでしょう。

スーパーマーケットは登場時、取り扱う商品の幅の広さから既存の市場を超えていると言われました。

つまり商品が専門的でないからこそ「スーパー」だったのです。


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■「ペット専門」もおかしい

店内を見てみればわかるのですが、正確には「ペット”用品”専門」の商店です。

「用品」の部分を省略してしまったため、「専門」自体に、そのような意味はないのですが、あたかも「ペット以外入店禁止」であるような印象すら受けてしまいます。

こうしたさまざまな矛盾を抱える言葉を並べてしまったため、寒気がするほどの「言語的違和感」を醸し出していた「ペット専門スーパー」。

店内には犬猫用品はもちろん、昆虫の飼育キットなどその名に恥じない品揃え。見かけた方は一度立ち寄られてみてはいかがでしょうか?


(文/しらべぇ編集部・黒田 勇樹