異臭に震える!下水道の中に入れる「ふれあい下水道館」が面白い
日常生活で発生する生活排水。私達の住む地上の下には下水管が張り巡らされているのだが、意識したことがあるだろうか?
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■リアルガチな下水道と触れ合える!
スパイ映画などで、登場人物が敵に追われて下水道に逃げ込むシーンを見たことがある人もいるのでは。
マンホールからちょこっと顔を出して、周囲の様子をうかがう…。
小平市にある「ふれあい下水道館」に行けば、そんなスパイ映画のワンシーンを体感できるかも。ここでは、本物の下水道の中に入ることができるのだ。
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■下水道の「いろは」が学べる!
本物の下水道は、地下25メートルにある。建物でいうと、地下5階ほどにあたる。
館内では、下水道がある地下5階に行くまで階段で地下へ地下へと降りて行くのだが、その道中の地下2階から地下5階は、下水道に関する「展示施設」になっている。
そこでは、下水道に関するさまざまなトリビアが学べるのだ。
たとえば、日本全国のマンホールや、蛇口の仕組み、江戸時代の肥溜めや糞尿に関するうんちくなど、思わず「へぇ~」と言ってもしまいそうなものばかり。
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■生暖かい異臭と吐き気!
奥に進むに連れ、ほのかに漂う異臭。
地下5階に到着すると、「体験コーナー」と表されたシェルターのような分厚い扉が! ドブのような悪臭が鼻を突き、ここから先は危険だと武者震いが…!
意を決して中に入ると、「ゴォゴォゴォ!」と低い音が鳴り響き、生暖かい空気に包まれる。
悪臭と湿気は目までを襲い、1分もそこにいられないほど。
下水道の奥は暗黒で、先の見えない恐怖が足をすくませた。耐えきれずフロアを出たのだが、その数分後目が痒くなり、軽い頭痛に悩まされることに。
この日は快晴の天気だったため、この程度だったのだが、もし雨の日であったならこの下水管はもっと恐ろしい状態になっていたのであろうか。
スパイ活動で敵組織に襲われたとしても、マンホールの中に逃げ込むのは得策ではないことは言うまでない。
一見の価値はあるので、ぜひ訪れてみてほしい。
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【ふれあい下水道館】
東京都小平市上水本町1丁目25−31
営業時間: 10:00~16:00
(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ)