口ぐせ注意!「っていうか〜」は相手を怒らせる危険ワードか
「っていうか」は、「〜というよりも」などと同じく、前の発言を否定する若者言葉。もちろん中高年で頻発する人もいる。
そこでしらべぇ編集では、「っていうか」と言われた人の感情について調査してみた。
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■5人にひとりが「腹が立つ」
「っていうか」という言葉を使われると、2割以上(23.5%)の人が「腹が立つ」と回答している。さらに年代別に集計してみると顕著な差が。
20代では13.9%なのが、60代では2倍以上の35.7%が「腹が立つ」としている。
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■本来は自分の前言を言い換える言葉
辞書によると「っていうか=というか」は、本来は自分の言葉を言い換えるときに使うもの。
「会社のため、というよりあなたのために言ってるんだよ」
「会社のため」という自分の前言を否定して、「あなたのため」を強調している。これを2人の会話で使うと、相手の言葉を否定して自分の言い分を押し付けることになりかねない。
「っていうか、こういうことだと思います」なんて言うと、受け取る相手によっては「自分の話が否定された」と感じる。日常的に使っていない年配の人ほど、腹立たしく感じるわけだ。
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■目上の人、先輩、上司には使わないのが無難
年代は同じでも出世の違いで差はあるのだろうか。年代別かつ出世の別で見るとやはり出世者に特徴が。
20~30代でも、出世している人は「っていうか」を使われると腹立たしく思う人が25.7%。出世していない人のほぼ倍だ。40~50代も出世している人が10ポイントちかく高く、33.3%と60代の平均に匹敵。
目上の人の意見などを否定する場合は、いったん相手に同意を示し「たしかに、そういう見方もありますね。これは自分の考えなんですけど…」と展開したほうが、うまくいく可能性が高くなる。
心理分析の観点では「っていうか」をよく使う人は、「自信家」というよりも「自己主張が強すぎる傾向」と解釈されることもあるので、口ぐせの人は注意が必要だ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)