本屋でトイレに行きたくなる「青木まりこ現象」原因を調べてみた
トイレ博士・佐藤満春です。20代男性からしらべぇ編集部に届いた質問です。
「本屋に行くとトイレに行きたくなるのはなぜか」
都市伝説的に語られる話で、だれしも耳にしている噂だと思います。
■青木まりこ現象
本屋に行くとトイレに行きたくなる現象を総じて「青木まりこ現象」と呼ぶことがあります。なぜそう呼ばれるようになったのでしょうか。
一説によると、1985年に「本の雑誌」に寄せられた「青木まりこ」さんからの投稿で、
「私はなぜか長時間本屋にいると便意をもよおします」
とあったことから、話題になったようです。若い女性が便意について書き記したことも一因といわれています。
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■仮説はさまざま 原因は?
以後、現象の原因についてさまざまな仮説が立てられ、
・インクのにおいが便意を誘発するから
・好きな本を読むと心がリラックスするから
・視線が下にいくとまぶたがゆるんで副交感神経を刺激するから
など、幅広く語られてきましたが、どれも裏づけがないまま終わるものがほとんどでした。
多くのTV・ラジオ番組、雑誌で特集が組まれては謎を多く残すこの現象。2016年現在、解明されていません。
しかし、「本屋に行くとなぜかトイレに行きたくなる」のは賛同する人が多いのも事実。
今後、もしかしたら科学的に医学的に、解明される日が来るかもしれません。その日を楽しみに待ちたいと思います。
個人的には、本屋は壁が高いので、個室に入っている感覚になるのでは? と考えています。もちろん何の確証もありませんが(笑)。
それではまたどこかのトイレでお会いしましょう。ジャー。
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