自称「頭がいい」人ほど…自分の知識を話したがる人の特徴は
昔はその土地の長老が、その知識と経験の豊富さからあがめられてきた。しかしインターネットが進んだ現代、他人のために自分の経験や知識を話すのだろうか。
しらべぇ編集部では「自分の経験や知識を人に話す」かどうかについて、全国20~60代の男女を調査してみた。
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■年代の高い世代ほど話す?
「自分の経験や知識、考えなどは、とにかく人にたくさん話す」人は全体結果で18.4%、5人に1人の割合だ。
年代および自称「頭がいい」と回答した人の別で見てみると、やはりわかりやすい差が。
自称「頭がいい」人は年代に関係なく、「自分の経験や知識、考えなどを人にたくさん話す」という。裏を返せば、知識や経験の話が多い人は「頭がいい」と自覚している傾向があるのかも。
一方、自分あ「頭がいいほうではない」と考える人は、若いころは控えめだが年齢の上昇とともに「自分の経験や知識」を人に話すように。
人生経験も増えて、話しておきたいことも増えるのだろう。年上の人ほど、説教くさくなりやすいのとも関係あるかもしれない。
なお出世している人、リーダーになる人も「知識や経験を話す」回答率が当然高くなる。
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■長子は経験・知識の話が好き、ではひとりっ子は?
そして兄弟姉妹のポジションで集計した結果が興味深い。
確かに小学生でも、妹や弟に対して長子は指導的な話し方をする。幼児期の経験が反映しているのか、長子ほど割合が高いのだ。続いて中間子となり、末っ子が最後。
そして自分の両親を独り占めにでき、話のすべてを聞いてもらえる一人っ子は、もっとも回答率が低かった。「自分の経験や知識を話したくなる」かは、育った環境の影響が大きいと考えられそうだ。
経験や知識の話をされるのがめんどくさく感じる人は、一人っ子か末っ子と付き合うのがいいかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)