最強の健康食「納豆」 毎日食べている人の割合は?

2016/11/03 10:00

gontabunta/iStock/Thinkstock
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納豆は紛れもなく、日本の伝統食品である。

だが、その独特の香り故に好き嫌いがはっきりと分かれてしまう。嫌いな人は嫌いだが、好きな人はとことんまで大好き。そんな不思議な食品だ。

中には「納豆を毎日食べないと生きていけない」という人も存在する。



 

■あなたは毎日納豆を食べているか?

では、「毎日納豆」を心がけている人は実際にどれだけいるのだろうか? しらべぇ編集部では「納豆を毎日食べているか」の調査を取った。

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結果、全体の16%の人が「はい」と答えている。これを「日本国民の16%」と言い換えれば、その数は決して小さいものではないということが分かる。

やはり、毎日食べないと気が済まない納豆フリークは非常に多いのだ。


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■痩せた土地でも生産可能

大豆はイモ類と並ぶ救荒植物。栄養分の少ない土地でも栽培ができるため、とくに山岳地帯の住人にとっては貴重なタンパク源だったのだ。

だから、たとえば真田昌幸が支配していた小県郡でも、領民が日常食べていたのはソバと大豆である。米が取れなかったからこそ、大豆が「食の主役」となっていた。

そして大豆から作る保存食は、戦場で欠かせないもの。関ヶ原の戦いのような短期決戦はともかくとして、第二次川中島合戦のような長期対陣を余儀なくされた場合、納豆はなおさら必要不可欠になる。

「納豆は畑の肉」とよく言われるが、それは決して誇張ではない。肉体をよく動かす人にとって、納豆からタンパク質を摂取するというのはじつに合理的な選択でもあるのだ。


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■インドネシアの納豆

また、大豆を菌で発行させた食品は海外にもある。

代表的なのはインドネシアのテンペ。これはテンペ菌という微生物を用いて生産するものだが、現地では「家庭料理の代表選手」と表現するべき位置付けだ。

テンペを小さな板状に切り分け、油で揚げたものは「テンペ・ゴレン」と呼ばれる。それは一般庶民が利用する屋台などでは必ず用意されているメニューだ。また、現代ほど豊かでない時代においてはテンペこそが人々の肉体を支えていた。

こうして見ると、大豆の発酵食品は人類に対して偉大な功績を残しているということが理解できる。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一
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調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)

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