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慶應大学が暴行疑惑学生に『無期停学』 学生からは処分が甘いと非難殺到

社会

慶応大学

(画像出典:Wikipedia

慶應義塾大学広告学研究会の男子学生らが当時18歳の女子学生に飲酒を強要したされる問題。

一部週刊誌などでは、未成年への飲酒強要のみならず、集団で暴行しその様子を動画で撮影したとも報じられているが、4日、大学当局から学生2名に対して『無期停学処分』が発表された。

無期停学とは期間は定められていないものの復学も十分ありえる処分ということから、インターネット上では「甘すぎる」といったコメントが多く見受けられる。

 

■ネットユーザーからは厳しい声も

しらべぇ取材班が実際に大学生3名へ処分についてコメントを求めたところ、ネットの声と同じく甘いとの指摘が。

停学は甘すぎると思います。集団強姦したメンバーが大学に戻ってくるってすごく異様な光景だと思います。(女性・大学2年生)

 

未成年飲酒に関しては、正直他の多くの大学生もやっていることだし、何をいまさらとは思います。

 

それに、いちばん困るのは自分だと思うので。 でも集団強姦が本当なら無期限の停学なんて、甘すぎてあり得ないです。

 

もし自分と同じ大学にそんな人が通っていたらと思うと、大学通うのも嫌になりますね。(女性・大学4年生)

 

退学処分のほうが妥当なのではと思います。本来罪に問われるような重罪だと考えるからです。(男性・大学4年生)

 

一度大学側が揉み消そうとしたという情報もありますし、もしそれが真実なら、もみ消そうとした側が決めた処分というのは果たして妥当性があるのか、という点では疑問点が残ります。(女性・大学2年生)

 

■弁護士の見解は

では、実際のところ無期停学処分は彼らの意見どおり「甘い処分」なのだろうか? レイ法律事務所に所属する髙橋知典弁護士に見解を聞いた。

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今回、慶応大学は、学生らに対し「無期停学処分」としています。これに対し、「処分が甘い」という批判があります。

 

そもそも、法律では、退学処分について「性行不良で改善の見込みがないと判断される」学生や「学校の秩序を乱し、その他学生又は生徒としての本分に反したと考えられる」学生などに対して行うことができるとしています(学校教育法11条、同法施行規則263項)。

 

以上にように退学について、法律では、厳しい条件にしています。それは学生らにとって退学処分の不利益が大きいからだといえます。

 

さて、今回、慶応大学では、「気品を害ね、学生としての本分にもとる行為」があったとして、無期停学処分をしています。

 

これは、大学側が、該当学生らの犯罪行為について確認できていないからだと思われます。大学側も「今後、学生の本分に著しく反する事実が新たに認められると判断したときには、処分を変更する可能性があると留保していることからもわかります。

 

以上からすると、犯罪行為が確認できていない以上、今のところ、今回の慶応大学の処分は妥当だといえますね。

 

高橋先生の話によると、犯罪行為が確定していない現状行える処分としては妥当らしい。

甘いという声がネット上では広がってしまっているものの、今後事件の全容が明らかになり次第、学生には退学などさらに重い処分がくだされる可能性はある。

今はまだ様子を見るのが正しいようだ。

・合わせて読みたい⇒慶応・集団暴行事件で増す大学への不信感 「懲戒退学」の条件とは

(取材・文/しらべぇ編集部・ロバ耳太郎 協力/レイ法律事務所・髙橋知典弁護士

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