「はしゃぐ」「泣く」子連れの正月帰省に朗報 東海道新幹線の一部に専用車両

座席で騒ごうが通路を走ろうが放置している親もまた一定数いるわけだが。

2016/11/06 11:00

東海道新幹線

11月の声を聞くと、今年もあと2カ月。今月末には、年末年始の帰省に使う指定券の売り出しも始まる。

といっても、1カ月前に売り出すのは主にJRなど鉄道各社。飛行機や高速バス、フェリーなどは、すでに年始の利用分も予約が可能になっているところがあるので急ぎたいところだ。



 

■「子連れ帰省」の難儀

電車
©iStock.com/eprom_is

遠方への帰省には、新幹線など長距離列車を使う人も多い。狭い車内で不特定多数の利用客が長時間にわたって共に過ごすことになるが、とりわけ子連れでの利用は「悩みどころ」ではないだろうか。

普段は聞き分けがよいはずの子どもが、めったにない旅の興奮ではしゃいでしまうこともあるだろうし、乳幼児は環境の変化でぐずり始めたりすることもあるだろう。静かに過ごしたい利用客はイライラがつのる。一方で、周囲の目を気にして小さくなるほかない親も気の毒なことだ。

もっとも子どもの様子に無関心で、座席で騒ごうが通路を走ろうが放置している親もまた一定数いるわけだが。


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■「イライラ」4人に1人

なお「しらべぇ」編集部の調査によると、「電車での赤ちゃんの泣き声にイラッとする」という人の割合は、25.4%。4人に1人いる。

「赤ちゃんは泣くのが仕事だ」という言葉もあるくらいで、赤ちゃん本人・その親ともどもどうすることもできない事象なのだが、世間は意外に冷たい。とはいえ利害の調整は難しく、それこそどうすることもできそうにない。


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■「子連れ専用車両」も

そんな中、東海道新幹線を運行するJR東海系の旅行会社「JR東海ツアーズ」(東京都中央区)が売り出しているのが「東海道新幹線 ファミリー車両で行こう!」と銘打った旅行商品。12月16日から来年1月9日までの間に限り、東京・新大阪間の「のぞみ」1〜3往復に親子連れ専用車両を設定する。

専用車両なら、周囲の利用客は「お互い様」ということになるし、気兼ねなく過ごせるかもしれない。またこの旅行商品には、1家族あたり1席を空席で提供するサービスも。本来は座席がない乳児を寝かせたり、大きな荷物を置いたりすることができる。

(文/Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名 

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