日本の映画業界「終わってる」の声も TOP5の3本がマンガ原作

2016/11/08 09:00


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(Milan Maksic/iStock/Thinkstock)

近年、マンガ原作の実写映画が数多く発表されている。

しかし原作ファンからは、作品公開どころか、キャスティングの発表時点から、大きな批判の声があがるのが“お決まりのパターン”になりつつある。

そうした批判の中には、しばしば「日本の映画は終わった」とまでいう意見も見られる。



■実写化映画が醜くすぎる?

現在、実写映画化が予定されている話題作には「東京喰種」、「ジョジョの奇妙な冒険」などがあげられるが、原作ファンの多い2作だけに、すでにかなりの物議をかもしている。

では実際にアニメファンたちは今、日本の映画業界をどのように感じているのだろうか?

しらべぇ編集部が調査を行ったところ…sirabee161101eg

おおよそ2割の人が「日本の映画は終わっている」と回答。批判の声が目立つ割には、意外と少ない印象だ。

映画に期待をしているからこそ、批判してしまうのか、批判すること自体を楽しんでいるのか…。

一般社団法人日本映画製作者連盟が発表した2014年過去興行収入上位作品を見ると、マンガを原作とする実写映画はTOP5に3本もランクインしており、マンガ原作の映画の収益性が高いことが伺える。


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■原作を読んでいない人の意見とは?

近年でとくに批判の声が多かった作品「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」シリーズについて、原作を「知らない」という人に感想を聞いてみたところ…

「普通に面白かったですよ。とくに、特殊効果のクオリティーは最近の日本映画の中では頑張ってるほうだと思う。


映画の終わり方も、ちゃんと完結していてスッキリ! 批判が多いとは聞いてたけど、予算が多くかけられたハリウッド映画でも、『DRAGONBALL EVOLUTION』みたいにコケるものはコケますし…


そもそも、空想映画なんだから細かいことを言い出すとキリがないよね」


こうした意見を聞くと、ベースを知らない人にとっては決して酷い作品ではなかった――という見方もできる。

同作品の圧倒的な酷評も、もしかしたら調査結果同様、一部の批判の声が独り歩きしているだけなのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ふふふふ
qzoo-200x94【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代のアニメ好き468名(有効回答数)

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